再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
「返事聞かせてもらっていい?」
優しく促されて真っ直ぐに彼を見つめる。それからふにゃりと顔がほころんだ。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ」
私を見つめる英介さんの瞳の奥には心の底から愛しいものでも見るかのような甘い優しさが含まれていて、くすぐったい気持ちになる。
でも、私が彼を見つめ返す瞳にも同じ気持ちが含まれている。
しばらく見つめ合っていた私たちは顔を寄せ合い、どちらからともなく唇を重ねた。