再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
「その前に告白の返事を聞いてもいい?」
彼としてははっきりとさせておきたいのだろう。真面目で優しい人だから私に触れる前に気持ちをしっかりと知っておきたいのかもしれない。
でも……。
「明日の朝でもいいですか。もうひと晩だけ時間をください」
「それって俺に抱かれながら返事を考えるの?」
これからキスをしたらそういう行為に進むとなんとなく察していても具体的に言われると恥ずかしくなる。
「じゃあ頑張らないとな」
加賀美さんの唇がゆったりと弧を描く。
「俺の恋人になって、これから何度も抱いてもらいたいと思ってもらえるように今夜はたっぷりと可愛がってあげる」
「――きゃっ」
気が付くとソファの上に押し倒されていた。
そのまますぐに唇が重なる。さっきのキスとは違い、角度を変えながら執拗に求められる。
「っ、はぁ……ん」
呼吸をしようと開いた唇の隙間から割り込んできた舌に口内を激しく犯される。私の舌を捉えて絡めて、ゆっくりと唇が離れた。
「好きだよ、千晶。ずっとこうして触れたかった」
再び唇が重なる。
上着の裾から差し込まれた手にゆるゆると腰を撫でられ、それが少しずつ上がっていきブラの上から胸に触れた。