こころ、唄う。

寂しがりな君

そばにいてね


君は寂しそうに
僕に言う


まるで独りになることに
おびえてるようで


華奢な身体が
小さく震えていた


僕はこんなにも
君を想うけど


まだまだ僕は
君を満たしきれてない


そんな頼りなさを感じて


自分の無力さに
胸が痛んだ


人一倍、独りを嫌う
君を僕は
力不足で満たされてない


だから、小さく震える
その華奢な身体を
僕は力いっぱい
抱きしめて誓ったんだ


君の中に
独りを作らないと。
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