こころ、唄う。

息苦しさを感じる
この空の下は
ため息さえも飲み込まれて
しまいそうなくらい
人ごみに埋もれていた


昔見てた満面の星空は
この黒い黒い空の
深い部分に隠れるように
あたしの前から
姿をなくした


今じゃ、
人工的なネオンの輝きしか
瞳に映らない


自由の街は
時々恐ろしく牙を向け
あたし達の背中を突き刺すの


足早な生活に
転びそうになって
あたしは人込みの中
立ち止まり空を見上げた..


複雑な街の中で
空が泣き出した
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