こころ、唄う。

大人の枠

思うがままに
今を歩いてゆけたなら
心を削ることなく
自分のままでいることが
できるのに…


『大人』になるにつれ
理不尽なことに
逆らえなくなって


自分の考えなんて
蓋をされて
腐ってゆくばかりだ


あの頃はあんなにも
『大人』という枠に
あこがれて


早く大人になりたいなんて
夢見てたけど


純粋さの欠片も
吸い取られたように


どんな理不尽なことにも
慣れていく
自分がいやになって


『大人』になる明日が
怖くなった


自分が
なくなってしまいそうで


怖くなった
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