こころ、唄う。

茜空の下

茜空の下..滲んだ想い出が
切なくペラペラ捲られる


少し見えにくくなった
心の写真の中の声
吹かれる風の中から
交ったように流れ出した


それは確かに
僕が愛した声で
僕は見えない空気を
掴んでみた


すっと何かが
胸を通り抜けたように
愛した声は
どこかに逃げ出した
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