こころ、唄う。

薔薇

狂おしい香りに
熱くなる鼓動走らせる


触れようとすると
トゲのある薔薇のように
しらじらしく冷たくなる


こんなにも
溢れてくる香り
漂わせてるのに


君はその真っ赤な花びらを
触れさせてはくれない


君から突き刺さるトゲは
抜けることなく
深く深く奥に残って
僕を臆病にさせる


冷静沈着な瞳


揺るぐ隙間見せない


どうしたら君を
手に入れられる…?


赤い花びらに
溺れてしまいたい
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