こころ、唄う。

天秤

誰かのこと深く愛せたら
心の片隅にある影を
忘れることが
できるような気がした


それなのに
君が触れることを
受け入れてくれた瞬間に


捨て切れない想いから
罪悪感が生まれた


君も自分自身も
苦しめて


一体…何をしてるんだ…


そんな自分への嫌悪感に
逃げてゆく僕に
背を向けることなく
受け入れてくれる君が


あまりにも強く見えて
あまりに小さく弱い
自分の姿が
恥ずかしく思えてきた


どっちつかずな気持ちが
恥ずかしく思えてきた
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