Twinkleな彼は、【完】
「いいよ、私が取りに行くから」
そんなしてもらってばっかり、流石に申し訳ない!
てか、樹はお風呂入らなくていいのかな?
はあ、疲れちゃった。
振袖着るために早朝に起きて、ずっと立ちっぱなしだったんだし、そりゃ疲れるよね。
ソファーに座らせてもらおうと、近づくと、
「だから、近づくなって」
「ごめん…」
あまりにも大袈裟に距離を取るからちょっとショックを受ける。
そんなに嫌がらなくなっていいのに。
まあ、樹がソファーから退いて座らせてくれたからいいけど。
「今日ね、すごく嬉しかったよ!いつも私のことを助けてくれてありがとう!」
「っ、別に」
ツンツンした言い方したって結局優しいんだから。
また顔をかあって赤く染める樹。