Twinkleな彼は、【完】


「あ、うん。大丈夫だよ!」


芽吹先輩とはきちんと話したし、いい人だからきっと私たちの関係を他の人に口外したりはしないと思うんだ。


…それに正直そのことよりも、樹への気持ちに気づいた自分のことで精一杯だった。


何故樹が自分からあんな暴露をしたのかはわからないけど、樹はファンの人のために私の存在を隠してきたのに気が気じゃないよね。



「芽吹先輩いい人だし!言いふらしたりしないと思うから安心して!」


安心させるために言った言葉



何故が樹の顔が苦しそうに歪む



「言いふらされて、はなに何かあったら…」


どうしてそんなに辛そうにするのか分からない


私なら大丈夫だよ?


「本当に芽吹先輩はいい人だから、大丈夫!」


芽吹先輩を褒めれば褒めるほど、揺れていく瞳


悲しそうにするの。


どうして?



「信用してるんだな。」


そう悲しそうに呟くから何も言えなくなった。



「あ、これ!誕生日プレゼント!」


話題を逸らそうと、ラッピングされた小さな箱を手渡す。


この前は…渡せなかったからね。誕生日は明後日だけど

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