Twinkleな彼は、【完】
「さんきゅ。開けていい?」
嬉しそうにラッピングされた箱を受け取る樹
「うん!」
いつも通り、幼馴染でいなきゃ
「うわっ、超可愛いじゃん。」
無邪気に笑う樹は、そのまま箱からピアスを取り出して耳へ飾る
耳元で揺れる金色で歪な形のフープピアス
「うんうん!超似合ってる!やっぱり樹はなんでも似合うね!」
嬉しそうにどう?って見せてくれる樹。
すっごい似合ってる!
「これ超気に入った」
くしゃっと笑うその笑顔に、容易く胸が高鳴る。
「よ、よかったよっ」
熱っていく顔がバレないように、樹から視線を逸らしてそっぽをむく
なんでこんなに可愛くて、かっこいいの!
どうしよう、もうっ…
「あ、あとこれレジュメね!」
誤魔化すように、用意していたレジュメを樹に渡す。
恥ずかしくて目は合わせられない。