Twinkleな彼は、【完】

真剣にテレビを見ながらそんなことを考えていると、部屋の窓の向こう側の電気がパッと明かりがついたのが分かった。



あ、帰ってきた!



急いで立ち上がって、自分の部屋の窓を開けて、さらに向こう側にある窓も開けると見えてくる整理整頓された部屋と、驚いている綺麗な顔。



今日も超絶かっこいい。きっと人類で一番!



もはや人類を飛び越えて神なんじゃないかと思うくらい。



「樹!おかえり!」



窓から身を乗り出してそういう。



「うわっ!びっくりした」



さっきまでテレビで微笑んでいた彼は、不機嫌に顔を歪める。



窓枠に収まる彼の姿はCDジャケットの写真かと思うほど絵になる

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