Twinkleな彼は、【完】
「はなは店、何すんの?」
「ホットドッグのお店!コスプレして販売するんだ!」
「コスプレ…?」
分かりやすく顔を歪ませる樹を不思議に思う
「うん!私はメイド服着ることになったんだ」
じゃーん、と買ったメイド服をトートバックから取り出し樹に披露する
この間ネットでポチったからサイズは合うか一回着てみないと分からないけど
白いフリルが結構可愛いよね!わくわくする!
「は?なんで?」
「うーん、なんかみんなでコスプレしよう!ってなって」
「…なんで、はながメイド服なわけ?」
一気に不機嫌になる樹
さっきまでピアスつけてるんるんだったのに
「なんか、みんなに勧められたから?」
みんな私に着てほしいって言うんだもん。
後輩も先輩も同期も、男女問わずいろんな人からのリクエストなんだよ
「他のにしろよ」
黒いオーラがマックスで漂ってくる
な、なんで怒ってるの…?
「え、でももう買っちゃったし」
「バカみてぇな男がいっぱい寄ってくんだろ」