Twinkleな彼は、【完】
「ええ、えっと、これは、」
誤魔化す言葉も何も出てこない
こんな会話を聞かれてたなんて。
今まで必死に隠してきたのに、バカだ私…
「はな、本当のこと言おう」
「え?でも、」
落ち着いた様子でつぶやかれた言葉にびっくりする。
今までずっと隠してたのに?芽吹先輩にもこの前ばれたばっかりのにいいの?
「俺たち、幼馴染なんです」
私の返事なんで待たずに平然とそう告げる。
もう言っちゃった…
「ふ、二人ともごめんなさい。ずっと黙ってて」
混乱しながらも、二人に向かって深く頭を下げる。
怖くて、二人の顔が見れない
「ずっと隠してたってこと?」
そんな戸惑う声がして、目の前が真っ暗になる。
ああ、そうか。また友達がいなくなっちゃうんだ…
ずっと嘘ついて騙してたんだもん、絶好されてたっておかしくないのは分かってる。
でもやっぱり悲しいな