Twinkleな彼は、【完】
もっと好きになってしまいそうで、もしこの間の告白の返事をされて断られてしまったら、泣き喚いてしまって樹を困らせるかもしれない。
樹に会うのが億劫になる理由が多すぎる
『俺に会いたくないのは分かったから。…明後日なら、俺家にいないから。肉じゃがだけ作って置いておいてくれない?』
私の気持ちを見透かしたような樹の言葉
「…わかった」
それなら…会わなくていいなら…
『ん、俺はなの肉じゃが好きだから。楽しみにしてる』
「っ、う、うん…」
嬉しそうな声に胸が苦しくなって、
会いたくないはずなのに、すぐ会いに行きたくなってしまう
樹は何を考えてるの?
『じゃあな』
ぷつりと切れた通話
なんだか思ったよりあっさりしていたな…
どこか物足りなさを感じてしまう私は天邪鬼で、どうしようもない
もっとこの間のことを問い詰められると思っていたのに
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