Twinkleな彼は、【完】
「思い出せよ。全く、無かったか?」
不機嫌に見下す樹
樹の引っ越しの日ラグにココアをこぼした時だって『ダメに決まってんだろ。はなの手なんだから』
彼女がいないか聞いた時だって『こうしたら俺のこと好きになる?』って切なそうだった
喧嘩した後で熱を出した時も誰よりも早く気づいてくれて『はあ、やっぱり熱ある。なんでいつも気づかねぇんだよ』って看病してくれて
成人式で助けに来てくれた時も『じゃあいいよ、その度俺が守ってやる』って私の手を引いてくれた
芽吹先輩が家に来てて喧嘩になった時も『そう。俺のことだけ見てほしくて』って独占欲みたいな言葉を言ってて、
蘭さんとのこと聞いた時だって『…はなが俺に嫉妬なんてするわけないってことも、全部分かってるから』って私を抱きしめた