Twinkleな彼は、【完】
そう叫んだ。
やっと言えた、ちゃんと素直な気持ち
でも樹からの反応がなかなか無くて、そっと目を開けると顔を真っ赤にした樹が目の前で静止していた
「樹…?」
「っ…やっべ」
口元を手で押さえて、目をキョロキョロとさせている。
もしかして照れてる?
「思ったより破壊力あった…」
なんて呟いて、ずっと顔が赤いまま。
さっきの余裕そうな表情は、私の言葉で崩れたみたい
…可愛い
「なっ、なんだよっ」
ちょっと、見つめすぎたかな
「んーん、何も」
首を横に振る
「これからは幼馴染じゃなくて、彼女な」
「うん!」
素直に嬉しい
好きな人の彼女になれるって、こんなに幸せなんだね
「…俺アイドルだし、2人で出かけたり、会えることも、連絡できることも少ないと思うけど、絶対幸せにするから」