軽率に恋 シリーズ2
普通の思春期の学生の会話ではあったけど、その言葉が蓮斗が普段しない特別扱いをしてくれたみたいで、嬉しかった。
「あ、そうだ。これ覚えてる?あこが小学生の時、気に入って飲んでたジュース。復刻版って売ってたから、あげる」
『…え。懐かしい!販売終了って知った時、大泣きしたの』
「そうだっけな。あこ、喜ぶだろうと思って」
『蓮斗くん優しいー』
「棒読みやめろよ」
早速ストローを飲み口に刺して、一口飲んでみる。