【コミカライズ連載中】➕SS 雲隠れ王女は冷酷皇太子の腕の中〜あなたに溺愛されても困ります!
幕間 * 談話
《真夜中、零時を過ぎたところ。
一日の政務を終えたジルベルトが執務室の机上を片している。数名の執務官が全員退室すると、疲労顔のフェリクス公爵が「やれやれ」と定位置のソファで大きく伸びをしながら欠伸をする。
互いの疲労を労おうと、ジルベルトがとっておきの葡萄酒とグラスを取り出して並べていると、無愛想な顔をしたフェルナンド子爵が入室してきた。》
「おっ、丁度いいところに来たねぇ。フェルナンド君」
「その呼び方はよせ、気分が悪い」
「あ……さてはまた友人として、ってやつですか? というか。僕はいつ君のお友達になったのかな」
「これは、フェリクス公爵閣下。減らず口を叩く前にそのふざけた態度を改めてはいかがかな」
一日の政務を終えたジルベルトが執務室の机上を片している。数名の執務官が全員退室すると、疲労顔のフェリクス公爵が「やれやれ」と定位置のソファで大きく伸びをしながら欠伸をする。
互いの疲労を労おうと、ジルベルトがとっておきの葡萄酒とグラスを取り出して並べていると、無愛想な顔をしたフェルナンド子爵が入室してきた。》
「おっ、丁度いいところに来たねぇ。フェルナンド君」
「その呼び方はよせ、気分が悪い」
「あ……さてはまた友人として、ってやつですか? というか。僕はいつ君のお友達になったのかな」
「これは、フェリクス公爵閣下。減らず口を叩く前にそのふざけた態度を改めてはいかがかな」