【コミカライズ連載中】➕SS 雲隠れ王女は冷酷皇太子の腕の中〜あなたに溺愛されても困ります!
「殿下がこの時間にまだここにいるってことは。マリアちゃん、今夜も独寝ですよね。殿下の悪い夢が再発したんでしょ? マリアちゃんっていう大事な抱き枕。殿下の安眠のためにはもう手放せないんだから、身分がどうこう言ってないで強行突破で側室にしちゃえばいいじゃないですか」
「抱き枕言うな……」
「フェリクス、お前はやはり阿呆だな。今まで殿下の何を見て来たんだ? 殿下に側室は必要ない」
「なんで。側室いらんってどういう意味? それに殿下も黙ってないで、この僕に向かって阿保言う失礼極まりない男になんか言ってやってくださいよ。あなたの従者でしょ?」
「側室は必要ない」
「ほらな」
「マリアはあくまでも俺の『お茶役』。それ以上でも以下でもないよ」
「抱き枕言うな……」
「フェリクス、お前はやはり阿呆だな。今まで殿下の何を見て来たんだ? 殿下に側室は必要ない」
「なんで。側室いらんってどういう意味? それに殿下も黙ってないで、この僕に向かって阿保言う失礼極まりない男になんか言ってやってくださいよ。あなたの従者でしょ?」
「側室は必要ない」
「ほらな」
「マリアはあくまでも俺の『お茶役』。それ以上でも以下でもないよ」