空に咲く花を見上げる、その相手は君以外ありえないから
ジャリッジャリッ
人の流れに逆らって歩いていくと、周りの謙遜がだんだんと遠のいていって、そのたび、置いてけぼりをくらっているような、言いようのない不安感がどんどん私を侵食していった。
そんな気分に浸っていると、今お祭りが開かれている神社の近くの公園まで来ていた。
遊具数も多くて子供に人気のこの公園も今日ばかりはお祭りに人気をとられたようだ。
私、みたい。まぁ、私は普段から人気でもなんでもないんだけどね。
…思ってて悲しくなってくる。