空に咲く花を見上げる、その相手は君以外ありえないから

覚悟を決めたような表情ですっと私を見据える。


その瞳にさっき以上に緊張してしまう。


「…俺、ずっと前から朱璃のことが好きだ。付き合ってくれませんか?」

私につられたのか律もなぜか敬語になっている。


えっ? 夢じゃないよね?

ずっと前から好きな彼からのずっと前から好きだっていう告白。


やばい。顔めっちゃ赤くなってそう。


返事、聞かせて。なんて、律が言うから。


「わ、私、も…好き。律のことが好き。」

もし、今日律から告白されなかったら私から言おうと思ってた言葉。

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