空に咲く花を見上げる、その相手は君以外ありえないから
返事、聞かせて。俺が言うと朱璃は赤い顔のまま
「わ、私、も…好き。律のことが好き。」
ふわり
そう彼女が笑うから俺の頬まで赤くなってしまった。
「律、真っ赤じゃん。」
「朱璃が先に赤くなったんだろ。」
「それもそっか。」
あははと笑う。
つられて俺も笑った。
「花火、きれいだね。」
俺が朱璃の隣に並ぶと独り言のようにそう言った。
「だな。」
俺は呟きにそう返した。