そして僕はまた君に助けられ、恋をする

気づき

そんなある日のことだった相変わらず嫌な学校が終わり帰ったあと、
なんとなく外に出たくなったので、自転車で家の近くを走り回っていた。
でもしばらくして見たことのある２人の人影を見つけた。
小学校の時の旧友だ。
中学受験をした自分は２年半ぶりに旧友と話した。

もう楽しかった。
学校のこと
最近あった良かったこと
そして最近起こった友人関係のこと
ある程度話して２人とは別れた。

その後もしばらくしてふと夢に昔好きだった人や他の旧友と一緒に話したり色々する夢を見た
もう夢を見ながら「これを最後に見て死ぬのか」
と思うほど幸せだった

それから数日相変わらず学校では喧嘩した相手の怒りや嫌味ばかり聞かされ辛かったが、どこか変わっている自分がいた。
それは多分再会したあの日から聞ていた２人のラインを伝って小学校の旧友との仲をどんどん戻していっていたからだと思う。
でも誰かが足りていなかった。
旧友は一通り仲を戻したはずなのに･･･

でも少し考えればわかることだった。
　彼女だ
小学校卒業から会えていない片思いの相手だ