そして僕はまた君に助けられ、恋をする

再会

それからはもう天国かと思った。
いくら学校がきつくても、友人関係が悪化しても、ラインを毎日続けた
そして念願の遊びに行く約束まで取り付けれた。
とは言っても１ヶ月後に設定した日までは耐えられず、
１度会わないかと言って見たら意外にすんなり会うことができた。

その時初めて気づいた
「辛かったら逃げてもいいんだと
　別に親じゃなくても、親が良いという相手でなくても、
　本当に自分で信用できる人だったら
　辛い時には逃げてしまえば良いんだと。」

そして１時間後に再会した。
運悪く雨が降っていてお互いに傘をさしながらだったけど、
２人でしばらく話しながら付近を歩いて気づいたら１時間もたっていた。

もう死んでも良いと思えた。
それくらい幸せだった。
その後は連絡していたよりもだいぶ遅く帰ったこともあり、親にこっ酷く怒られたが、別に良かった。
ようやっと再開できたのだから。
その日布団に入ってからふと気がついた。

　いつの間にか再び彼女を好きになっていることを

でもそこから異変が起こった
直接言われたわけではないが、相手のラインが短文になり、既読や返信が遅くなり始めた。

でも少しすれば返信はくるし返信がこなくなったわけではないので
あまり気にしていなかった。

でももうこの時点で終わっていたのだ
お互いが楽しい　幸せな時間は