花婿が差し替えられました
「何故って…。王宮から茶会の招待状が来たんだよ。アリスが僕に会いたがってるから是非にって。僕は今コラール家で軟禁状態だったから、極秘で届いたみたいなんだ」
アリスの質問に、ナルシスは悪びれもせずそう答えた。
突っ込みたい箇所は多々あるが、ここはアリスも冷静に質問を繰り返す。
「極秘って…、茶会の主催者は誰?どうやって届いたの?」
「主催者…?そんなの知らないよ。王宮主催としか書いてなかったし。招待状は、僕を崇拝している侍女が王宮の騎士を名乗る男に手渡されたって。あ、その侍女とは何もないから心配しないでね」
「それは心底どうでもいいけど、それでどうしてここに?コラール家では誰も気づかなかったの?」
「うん。侍女の助けを借りてこっそり出てきたからね。で、約束の時間に来てみたら騎士が僕を待っててくれて、ここに案内してくれたんだ」
「ここ、あきらかに今使われていない部屋よね。おかしいと思わなかったの?」
「うーん、休憩して待っててってことなのかと思って。ベッドに座って休んでたら、うっかり寝ちゃったみたい」
「………」
「で?アリスは僕に会いたかったんでしょう?どうしてそんな物振り翳してるの?」
アリスの質問に、ナルシスは悪びれもせずそう答えた。
突っ込みたい箇所は多々あるが、ここはアリスも冷静に質問を繰り返す。
「極秘って…、茶会の主催者は誰?どうやって届いたの?」
「主催者…?そんなの知らないよ。王宮主催としか書いてなかったし。招待状は、僕を崇拝している侍女が王宮の騎士を名乗る男に手渡されたって。あ、その侍女とは何もないから心配しないでね」
「それは心底どうでもいいけど、それでどうしてここに?コラール家では誰も気づかなかったの?」
「うん。侍女の助けを借りてこっそり出てきたからね。で、約束の時間に来てみたら騎士が僕を待っててくれて、ここに案内してくれたんだ」
「ここ、あきらかに今使われていない部屋よね。おかしいと思わなかったの?」
「うーん、休憩して待っててってことなのかと思って。ベッドに座って休んでたら、うっかり寝ちゃったみたい」
「………」
「で?アリスは僕に会いたかったんでしょう?どうしてそんな物振り翳してるの?」