花婿が差し替えられました
「ではとりあえず、当面休みの日は、俺が貴女の側にいることにします」
「は?それは、どういう…」
「勤務があるため常時というわけにはいきませんが…。俺も貴女の護衛の一人に加えてください。それで、外出するのは俺がいる日にしてもらえませんか?」
「…は?ダメダメ、それはダメです。お休みの日は、旦那様はしっかり休養を取ってください」
「貴女の護衛だなんて、ようやく俺の出番ではないですか」
「ご心配なく。私には精鋭たちがついておりますから」
「それを知ってもなお護衛させてもらえないのは、それこそ俺のプライドが傷付きますよ」
「…そうなのですか?」
「そうです。もし俺がいない所でまた貴女が襲われるようなことがあったら、俺は今度こそ矜持を無くし、騎士を辞めてしまうかもしれません」
「そんな…」
アリスは外出時はなるべくクロードの休みの日に合わせるよう約束させられてしまった。
なんだかうまく言いくるめられてしまった気もするが、アリスの身を案じてくれる気持ちが素直に嬉しい。
「は?それは、どういう…」
「勤務があるため常時というわけにはいきませんが…。俺も貴女の護衛の一人に加えてください。それで、外出するのは俺がいる日にしてもらえませんか?」
「…は?ダメダメ、それはダメです。お休みの日は、旦那様はしっかり休養を取ってください」
「貴女の護衛だなんて、ようやく俺の出番ではないですか」
「ご心配なく。私には精鋭たちがついておりますから」
「それを知ってもなお護衛させてもらえないのは、それこそ俺のプライドが傷付きますよ」
「…そうなのですか?」
「そうです。もし俺がいない所でまた貴女が襲われるようなことがあったら、俺は今度こそ矜持を無くし、騎士を辞めてしまうかもしれません」
「そんな…」
アリスは外出時はなるべくクロードの休みの日に合わせるよう約束させられてしまった。
なんだかうまく言いくるめられてしまった気もするが、アリスの身を案じてくれる気持ちが素直に嬉しい。