人生模様

揺るぎない愛

お母さんに案内され、車に着くと、ひげづらの少し、いかつい男の人がいた。車に乗り込むと。


「君が達也君か〜。よくきたね」


「どうも」 無愛想に返事した。


車内では、お母さんが、今までの出来事を、テンション高く話した。


達也は、うわのそらだった

「さぁ!着いたわよ」と言われ、車から降りた。少し古びたアパートだった。


達也がやっと口を開いた「ちょっと、舞と散歩してくる…」


「そう。じゃ、荷物部屋に持って行っとくわ。一階のあそこだから」


「わかった…」 そして強引に私の手をひいた。


無言のまま、少し歩くと、広くて、きれいな公園があった。公園に入り歩いてるとベンチがあった。


「座ろうか」


「うん!少し疲れたよね。あっ!あそこに池があるよ何かいるのかな?」明るくふるまった。


「うん…」 暗い返事…


「あのさ〜。俺バカみて〜だよね。てっきり一人で不安だと思って。支えなきゃって、はりきって。舞にも家ださせる様なまねしてさ」


「きっと、お母さんにも色々、事情があるんじゃないかな?舞は、いつも達也の見方だよ!ずっと側にいるよ」


「やっぱ俺には、舞しかいないよな!なぁ、舞…。結婚して幸せな家庭作ろうな!俺、帰ったら、まじめに働くよ!絶対、幸せにするからな」


「うん!舞もがをばる」


全てが輝いた気がした。世界で一番幸せだと思った。

揺るぎない愛を感じてた。
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