人生模様

激情

部屋に戻り、ベットに横たわると、安心感と同時に寂しさが襲った


達也は何してるんだろ?


強くなるって決めたんだから!絶対、私から電話なんてしない!


そう、自分に言い聞かした

布団に、もぐりこみ、目を閉じた…。


かたく目を閉じてたけど、やっぱり気になって眠れない


だめだな…。私は…。


そっと携帯を取り、達也に電話してた…。


めずらしく、すぐ電話にでた。


「出ないと思ってた〜達也どこ?」


無言だった…。


「もしもし?達也、聞いてんの?」


「もしもし…。」


えっ?女がでた…。


頭が真っ白になり、血が逆流するのが、自分でも分かった!


「あんた誰?達也と、どうゆう関係?達也は?」


「私は、純花…」

純花…。元カノだった。

「あんた何でいんの?達也と別れたたんなら、会わないでよ!今は私が彼女なんだからさ」


「分かってるよ!でも…。私は会うよ!今でも達也の事、好きだし!達也もそうじゃないかな…」


「なに言ってんの!あんたなんか体だけでしょ!暇つぶしなんだよ!」


「そうなもね!でも…。達也にとって、あんたは、どんな存在なんだろね?真剣だったら…。私となんて会わないと思うよ!」


何にも、言い返せなかった。悔しいけど、元カノの言う通りで…自分でも達也にとって、どんな存在か何て分からなかった…。


「達也は?達也に変わって」

その時、電話の向こうで、達也の声がした…。耳をすませ、二人のやりとりを聞いた。


「お前、誰と話してんの?」

「もしもし…。」達也が電話にでてきた!


「あんた何してんの?どうゆうつもりよ!どこまで傷付けたら、気がすむの!」

「舞…。後で、話そう」


「嫌!何で後でなの?」


達也は電話を切った…。いつもそう…。自分の立場が悪くなると逃げる…


この時、きっと、達也は、後で謝れば、いいだけ!舞は俺から離れられない!と思っていたに違いない!


でもね…。達也。


舞は、この時、心に誓ったんだ!


達也を地獄の世界へ連れて行くって…。


愛情と憎しみは紙一重なんだよ…。


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