人生模様

思い出

学校へ行くと、まっさきに聖子が駆け寄ってきた。


「聞いたよ!達也と別れたって…」


「そうなんだ!でも舞ね平気だよ!何か、別れたら、すっきりしちゃった」


「元気なら良かったよ…何かゴメンネ…」


「何で聖子が謝るの?」


「紹介したの私だしさ…」

「そんなの気にしないで!」


「うん…。また誰かいたら紹介するよ」


「ほんと!また紹介してね」


愛想で、そう言ったけど!本当は…まだ心は達也の思い出でいっぱいだった…。


思い出はキラキラしてて、幸せな事ばかりが浮かんできて…。切なかった…。
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