ー野に咲く花の冒険譚ー
年齢,17。
性別,女。
一人称,僕。
学歴,なし。
5歳のころ,どこからかフラワー病に感染した僕は。
自己防衛を極め他人にも感染し始める1ヶ月以内に感染を確認されたため,殺されるところにあった。
けれど,僕の花は途端に大きく花開き。
自身を脅かす人間を食らってしまった。
異端と発覚した僕は,それからずっと。
たった1人に1つの家という特別待遇のなかで暮らしている。
殺されず,異端でもなかったならば。
今ごろはせめて同じ境遇の子供と楽しく暮らしていたはずであったのに。
さながら姫のように,大きな屋敷に大人しく囚われている。
そのため,僕の1日はシンプルだ。
防衛本能に優れた花に,自害も叶わなかった僕は,人生に飽きることが1番の恐怖だけれど。
今のところ,その度にどうにか保っていた。
今のマイブームは瞑想。
ネタが尽きたと思われるかもしれないが,これは何周目かのハマりだから焦りはない。
この間まではピアノにはまっていた。