4K幼馴染は溺愛がすぎる
「そろそろ寝よっか」
ココアを飲み終えた鈴音を確認して、夕が言う。
「う、うん!」
今までも雑魚寝で隣で寝たりすることはあったが、きっと今日はシングルベッドに2人。
鈴音はやっと解れてきたはずの緊張がまたガチガチに戻っている。
それを見た夕はクスクスと笑って鈴音の頭に手を置き
「今日は何もしないよ。」
と笑いながら言ってくるので
「べ、別に緊張なんてしてないし!」
とムキになって返すと
「俺緊張なんて一言も言ってないけど?」
とニヤニヤイタズラっぽく言われて走って一人寝室のベッドを占領する。
「すず〜俺も入れて〜」
夕は鈴音に構わずドサっと上に被さりギューーーっと鈴音を抱きしめ自分の場所を確保する。
「おやすみ」
鈴音を抱きしめたまま囁く。
しばらく何も話さない夕に寝たのかと思い、身体を夕の方へと向け見てみると、目を瞑ってスヤスヤと寝ている。
相変わらず寝付きいいな〜と顔を見ているとどこか昔の面影があって可愛く思える。
夕は鈴音が言える時で良いって言っていたけど、本当に今言わなくてもいいのだろうか。
何より、あれを見て夕は気持ち悪いと思わなかったのか。
起きていた時に聞けなかった本心がつい口に出てしまう。
「身体、気持ち悪かったでしょ」
ボソッと呟くと夕の目はパチッと開かれて、キスが出来そうな程に顔が近ずいてくる。
「なんで?綺麗だよ」
そう言いながら背中に回されていた夕の手が痣のある当たりをいやらしくなぞり出す。
「すずは昔から綺麗だよ、ほら、触り心地ももちもちしてて最高」
いつの間にか夕の手はスウェットの中に忍び込んでいて、鈴音が逃げようとするも、ガシッと反対の手で抑えられる。
「あんなアザあったら萎えるでしょ」
すると、先程までは鈴音の反応を楽しむかのような顔をしていた夕の目がクワッと鋭いものへと変わり鈴音は少しドキッとする。
「それ、誰かに言われたの?」
その目が自分に向けられたのでは無いと分かり安心するも、まだ夕を信じきれていない鈴音は目を逸らしながら答える。
「元カレ」
「どいつ?」
先程から不機嫌MAXというか怒りに満ちた顔をしている夕の表情が良くなることは無い。
「大学の時付き合ってた人」
「あいつか。だから俺付き合ったって言われた時から反対だったんだよ。見るからにクズだったし。でもそんなこと言う程クズだったんだ、あのゴミ。」
今にも元カレを殺しに行きそうな顔で言う夕。
ふーっと深呼吸をすると、優しい顔に戻り鈴音を優しく抱きしめる。
「他のゴミたちからは何も言われてない?」
なんとも優しい声で、元カレをゴミ呼ばわりする夕に少しクスッと笑ってしまう。
「大丈夫、その人以降は見せるのも話すのもしてないから。まぁそれで浮気とかされちゃったんだけど」
仕方ないよね〜と言う鈴音に
「すずは何も悪くないよ。」
何故か、夕が悲しそうな顔をする。
「どうしたの?あ、嫌だったよね元彼の話とか」
そう言うと夕は首を振り
「俺、何を見てたんだろって思って。中学の時までは痣なんてなかった。すずの幸せを、笑顔を守りたいなんて偉そうな事言って、近くにいるつもりで、大事な時に守れてない自分が情けない。」
「そんな事ないよ!夕はいつも1番に気づいてくれていつもそばに居てくれたから、ずっと救われてたよ」
心からの気持ちを伝えているのだが、夕は納得行かないようで、まだ表情が暗い。
鈴音の事を、自分以上に大切にしてくれる夕。
夕になら、話せるかもしれない。
話しても、受け入れてくれるかもしれない。
そう思い、鈴音はあざについて話す事を決心する。
ココアを飲み終えた鈴音を確認して、夕が言う。
「う、うん!」
今までも雑魚寝で隣で寝たりすることはあったが、きっと今日はシングルベッドに2人。
鈴音はやっと解れてきたはずの緊張がまたガチガチに戻っている。
それを見た夕はクスクスと笑って鈴音の頭に手を置き
「今日は何もしないよ。」
と笑いながら言ってくるので
「べ、別に緊張なんてしてないし!」
とムキになって返すと
「俺緊張なんて一言も言ってないけど?」
とニヤニヤイタズラっぽく言われて走って一人寝室のベッドを占領する。
「すず〜俺も入れて〜」
夕は鈴音に構わずドサっと上に被さりギューーーっと鈴音を抱きしめ自分の場所を確保する。
「おやすみ」
鈴音を抱きしめたまま囁く。
しばらく何も話さない夕に寝たのかと思い、身体を夕の方へと向け見てみると、目を瞑ってスヤスヤと寝ている。
相変わらず寝付きいいな〜と顔を見ているとどこか昔の面影があって可愛く思える。
夕は鈴音が言える時で良いって言っていたけど、本当に今言わなくてもいいのだろうか。
何より、あれを見て夕は気持ち悪いと思わなかったのか。
起きていた時に聞けなかった本心がつい口に出てしまう。
「身体、気持ち悪かったでしょ」
ボソッと呟くと夕の目はパチッと開かれて、キスが出来そうな程に顔が近ずいてくる。
「なんで?綺麗だよ」
そう言いながら背中に回されていた夕の手が痣のある当たりをいやらしくなぞり出す。
「すずは昔から綺麗だよ、ほら、触り心地ももちもちしてて最高」
いつの間にか夕の手はスウェットの中に忍び込んでいて、鈴音が逃げようとするも、ガシッと反対の手で抑えられる。
「あんなアザあったら萎えるでしょ」
すると、先程までは鈴音の反応を楽しむかのような顔をしていた夕の目がクワッと鋭いものへと変わり鈴音は少しドキッとする。
「それ、誰かに言われたの?」
その目が自分に向けられたのでは無いと分かり安心するも、まだ夕を信じきれていない鈴音は目を逸らしながら答える。
「元カレ」
「どいつ?」
先程から不機嫌MAXというか怒りに満ちた顔をしている夕の表情が良くなることは無い。
「大学の時付き合ってた人」
「あいつか。だから俺付き合ったって言われた時から反対だったんだよ。見るからにクズだったし。でもそんなこと言う程クズだったんだ、あのゴミ。」
今にも元カレを殺しに行きそうな顔で言う夕。
ふーっと深呼吸をすると、優しい顔に戻り鈴音を優しく抱きしめる。
「他のゴミたちからは何も言われてない?」
なんとも優しい声で、元カレをゴミ呼ばわりする夕に少しクスッと笑ってしまう。
「大丈夫、その人以降は見せるのも話すのもしてないから。まぁそれで浮気とかされちゃったんだけど」
仕方ないよね〜と言う鈴音に
「すずは何も悪くないよ。」
何故か、夕が悲しそうな顔をする。
「どうしたの?あ、嫌だったよね元彼の話とか」
そう言うと夕は首を振り
「俺、何を見てたんだろって思って。中学の時までは痣なんてなかった。すずの幸せを、笑顔を守りたいなんて偉そうな事言って、近くにいるつもりで、大事な時に守れてない自分が情けない。」
「そんな事ないよ!夕はいつも1番に気づいてくれていつもそばに居てくれたから、ずっと救われてたよ」
心からの気持ちを伝えているのだが、夕は納得行かないようで、まだ表情が暗い。
鈴音の事を、自分以上に大切にしてくれる夕。
夕になら、話せるかもしれない。
話しても、受け入れてくれるかもしれない。
そう思い、鈴音はあざについて話す事を決心する。