4K幼馴染は溺愛がすぎる
夕と付き合って数ヶ月が経ち、季節もすっかり夏へと変わってしまった。
お互い仕事が忙しくて会えない時は夕の事を思い浮かべるだけで頑張れ、会えない事が寂しい気持ちになった。
でも、その分会えた時はすっごく嬉しくて離れたくなくなる。
夕は、ほんとに鈴音の事を大切にしてくれている。それはもう、大切にしすぎなほどに。
段差がある所は必ず腰に手を当て支え、エスカレーターではスカートでなくとも後ろに立ってくれ、レストランで何を食べようか迷っている鈴音の為に必ず鈴音が食べたい物を頼んで食べさしてくれる。
どこぞのお姫様にでもなったかのような気分だ。
デートの待ち合わせ中にナンパをされていた時なんて、凄く殺気立った笑顔で物凄い毒舌をはいていた時は、さすがの鈴音も顔が引きつり相手が可哀想になった。
夕の、重く暖かい愛が鈴音の心をどんどん占めていく。
もう夕なしの生活には戻れなくなってしまっている。
しかし、そんな順調そうな2人だが鈴音には引っかかることが1つ。
そう。"セックス"が未だに1度もない事。
まぁ鈴音のトラウマを話した手前、優しく鈴音第一主義の夕の事だ。
鈴音の心が追いつくのを待ってくれているのだろう。
「とっくに大丈夫なんだけどな〜、、」
やっと仕事も一段落し、久々に夕とご飯をする約束をし、待ち合わせている間にどうしたものかと考えていると
「なにが大丈夫なの?」
いつの間に隣に居たのか、夕がふわっと笑って鈴音に聞いてきた。
やばっ、声に出してたの?!
鈴音は聞かれていた事に驚いて背筋が不自然に伸びる。
「いや!その、シ、シゴトがね!!」
咄嗟に誤魔化して夕に向けて笑顔を向ける。
「あ〜最近また忙しくしてるもんね」
「そ〜なの!営業部長が凄い心配してくれるんだけど、大丈夫なのにな〜って!!!さ!お店行こ行こ!!」
半ば無理矢理話を終わらせて予約していたお店へと向かう。
お店と言っても、ただの居酒屋で2人の家から近くて美味しい、行きつけのお店。
頼む物ももう決まっており、一通り頼んで食べていく。
最近仕事が忙しかったせいなのか、今日はお酒の回りが早く、4.5杯ほどでいつも以上にベロベロになっている鈴音。
「すず、そろそろ出よっか」
席を立って、鈴音を支えるようにして歩いてくれる夕。
いつの間にかお会計も済ませてくれているようで、店の外に。
すると、顔を覗き込む様にして
「今日はいつもより酔ってるね、可愛い」
ぷにっと鈴音の頬を優しく引っ張りウリウリと楽しそうに遊んでいる。
「う〜〜、やめてよ〜〜」
嫌そうに眉を顰める鈴音を見て満足したのか、鈴音の腰に手を当てて優しく支える様にして歩き出した。
お互い仕事が忙しくて会えない時は夕の事を思い浮かべるだけで頑張れ、会えない事が寂しい気持ちになった。
でも、その分会えた時はすっごく嬉しくて離れたくなくなる。
夕は、ほんとに鈴音の事を大切にしてくれている。それはもう、大切にしすぎなほどに。
段差がある所は必ず腰に手を当て支え、エスカレーターではスカートでなくとも後ろに立ってくれ、レストランで何を食べようか迷っている鈴音の為に必ず鈴音が食べたい物を頼んで食べさしてくれる。
どこぞのお姫様にでもなったかのような気分だ。
デートの待ち合わせ中にナンパをされていた時なんて、凄く殺気立った笑顔で物凄い毒舌をはいていた時は、さすがの鈴音も顔が引きつり相手が可哀想になった。
夕の、重く暖かい愛が鈴音の心をどんどん占めていく。
もう夕なしの生活には戻れなくなってしまっている。
しかし、そんな順調そうな2人だが鈴音には引っかかることが1つ。
そう。"セックス"が未だに1度もない事。
まぁ鈴音のトラウマを話した手前、優しく鈴音第一主義の夕の事だ。
鈴音の心が追いつくのを待ってくれているのだろう。
「とっくに大丈夫なんだけどな〜、、」
やっと仕事も一段落し、久々に夕とご飯をする約束をし、待ち合わせている間にどうしたものかと考えていると
「なにが大丈夫なの?」
いつの間に隣に居たのか、夕がふわっと笑って鈴音に聞いてきた。
やばっ、声に出してたの?!
鈴音は聞かれていた事に驚いて背筋が不自然に伸びる。
「いや!その、シ、シゴトがね!!」
咄嗟に誤魔化して夕に向けて笑顔を向ける。
「あ〜最近また忙しくしてるもんね」
「そ〜なの!営業部長が凄い心配してくれるんだけど、大丈夫なのにな〜って!!!さ!お店行こ行こ!!」
半ば無理矢理話を終わらせて予約していたお店へと向かう。
お店と言っても、ただの居酒屋で2人の家から近くて美味しい、行きつけのお店。
頼む物ももう決まっており、一通り頼んで食べていく。
最近仕事が忙しかったせいなのか、今日はお酒の回りが早く、4.5杯ほどでいつも以上にベロベロになっている鈴音。
「すず、そろそろ出よっか」
席を立って、鈴音を支えるようにして歩いてくれる夕。
いつの間にかお会計も済ませてくれているようで、店の外に。
すると、顔を覗き込む様にして
「今日はいつもより酔ってるね、可愛い」
ぷにっと鈴音の頬を優しく引っ張りウリウリと楽しそうに遊んでいる。
「う〜〜、やめてよ〜〜」
嫌そうに眉を顰める鈴音を見て満足したのか、鈴音の腰に手を当てて優しく支える様にして歩き出した。