4K幼馴染は溺愛がすぎる
しばらくすると、夕が再び部屋に戻ってきた。
手にはコップと何やら紙袋のようなもの。
「はい、台所勝手に借りちゃったけど良かった?」
そう言ってココアを渡してくれ、鈴音はやっと涙を拭う手を止める。
「あーあ、こんなに擦ったら目腫れちゃうじゃん。後でちゃんと冷やそうね。」
いつもと変わらない、いつもよりも優しく、仕方ないなぁと言ったように笑いかけてくれる夕。
「夕、私の事、もういらない??」
鈴音のその言葉に、夕は驚いた様に目を開ける。
「なんで?!」
否定しない夕に、やっぱり夕も皆と同じなのか。と鈴音は肩を落とす。
すると、鈴音の頬を両手で包み込んで
「なんでそうなるの?今も変わらずすの事が大好きだよ」
当たり前でしょ、と少々怒ったような表情をしてグリグリと頭を押し付けてくる。
「だって、皆エッチできないって分かったらはなれて、、、っ?!」
夕は鈴音の言葉を遮る様にしてキスをした。
驚いて目を見張る鈴音に、夕は先程よりも怒った、、、と言うよりも拗ねたような表情をしている。
「、、、、。」
黙っている夕に
「夕?」
と顔を覗き込むと、更に軽くキスをされる。
「すずは、俺とあのゴミ達を一緒だと思ってるの?すっごい不快なんだけど。」
じとっとした視線で怒っている夕に、慌てて鈴音が声を上げる。
「いや!そうじゃないんだけど!分かってるんだけど、、やっぱり、ちょっと不安になっちゃうって言うか、、、その、、、」
あたふたとしている鈴音に、はぁ〜、と息を吐いて再び夕は鈴音を抱き寄せる。
「ごめん。分かってる。すずが1番辛いのも分かってるんだけど、、、ごめん。ただのヤキモチ。」
鈴音の首に肩を埋める様にしてそう言う夕。
「私もごめんなさい。」
「すずは謝る事なんかないよ。こんな事だったらもっと早くすずにアタックするんだった」
夕は心底後悔したような表情でそう呟き、それを見た鈴音はクスッと笑ってしまう。
「なんだよ〜」
と、再び鈴音の首元に頭を埋めてグリグリとしてくる夕に更に笑ってしまう。
「んーん、夕と付き合えてよかったなと思って。」
心からの言葉を夕に伝えて、今度は鈴音から軽くキスをする。
すると、夕は満足そうな顔をして
「俺も」
といつものように笑いかけてくれたかと思うと、はっと何かを思い出した顔をして
「そうだ、これ」
と床に置かれていた紙袋を鈴音に渡す。
「なに?これ」
「いいから開けてみて」
そう言われて紙袋から中を出すと、綺麗に包装された箱が出てきた。
「私誕生日まだ先だと思うんだけど、、、」
そう言う鈴音に
「いーから、はやく」
とワクワクしたような顔で言ってくる夕。
言われるがままに箱を開けてみると、そこには可愛らしく、オシャレな革のキーケース。
「わぁ!!すごい可愛い!!」
「気に入って貰えたなら良かった」
満足そうにニコニコとしながら鈴音を見つめる夕に、恥ずかしくなり、キーケースへと視線を逸らす。
中を開けてみると、内側も可愛らしいデザインで鈴音の好みドンピシャだった。
でも、鈴音の気を引いたのはそこではなく、中に既に1つの鍵が付けられてあったこと。
「これ、、夕の家の鍵??」
すると、夕は首を縦にも横にも振らず、ん〜、と傾げる。
「俺の家でもあるんだけど〜、、、」
と言葉を詰まらせる夕に鈴音の頭の中は?だらけに。
「どういうこと??」
「俺たちさ、そろそろ更新じゃん?家。俺は引っ越すんだけど、すずも住まない?広いとこ選んだんだけど。」
手にはコップと何やら紙袋のようなもの。
「はい、台所勝手に借りちゃったけど良かった?」
そう言ってココアを渡してくれ、鈴音はやっと涙を拭う手を止める。
「あーあ、こんなに擦ったら目腫れちゃうじゃん。後でちゃんと冷やそうね。」
いつもと変わらない、いつもよりも優しく、仕方ないなぁと言ったように笑いかけてくれる夕。
「夕、私の事、もういらない??」
鈴音のその言葉に、夕は驚いた様に目を開ける。
「なんで?!」
否定しない夕に、やっぱり夕も皆と同じなのか。と鈴音は肩を落とす。
すると、鈴音の頬を両手で包み込んで
「なんでそうなるの?今も変わらずすの事が大好きだよ」
当たり前でしょ、と少々怒ったような表情をしてグリグリと頭を押し付けてくる。
「だって、皆エッチできないって分かったらはなれて、、、っ?!」
夕は鈴音の言葉を遮る様にしてキスをした。
驚いて目を見張る鈴音に、夕は先程よりも怒った、、、と言うよりも拗ねたような表情をしている。
「、、、、。」
黙っている夕に
「夕?」
と顔を覗き込むと、更に軽くキスをされる。
「すずは、俺とあのゴミ達を一緒だと思ってるの?すっごい不快なんだけど。」
じとっとした視線で怒っている夕に、慌てて鈴音が声を上げる。
「いや!そうじゃないんだけど!分かってるんだけど、、やっぱり、ちょっと不安になっちゃうって言うか、、、その、、、」
あたふたとしている鈴音に、はぁ〜、と息を吐いて再び夕は鈴音を抱き寄せる。
「ごめん。分かってる。すずが1番辛いのも分かってるんだけど、、、ごめん。ただのヤキモチ。」
鈴音の首に肩を埋める様にしてそう言う夕。
「私もごめんなさい。」
「すずは謝る事なんかないよ。こんな事だったらもっと早くすずにアタックするんだった」
夕は心底後悔したような表情でそう呟き、それを見た鈴音はクスッと笑ってしまう。
「なんだよ〜」
と、再び鈴音の首元に頭を埋めてグリグリとしてくる夕に更に笑ってしまう。
「んーん、夕と付き合えてよかったなと思って。」
心からの言葉を夕に伝えて、今度は鈴音から軽くキスをする。
すると、夕は満足そうな顔をして
「俺も」
といつものように笑いかけてくれたかと思うと、はっと何かを思い出した顔をして
「そうだ、これ」
と床に置かれていた紙袋を鈴音に渡す。
「なに?これ」
「いいから開けてみて」
そう言われて紙袋から中を出すと、綺麗に包装された箱が出てきた。
「私誕生日まだ先だと思うんだけど、、、」
そう言う鈴音に
「いーから、はやく」
とワクワクしたような顔で言ってくる夕。
言われるがままに箱を開けてみると、そこには可愛らしく、オシャレな革のキーケース。
「わぁ!!すごい可愛い!!」
「気に入って貰えたなら良かった」
満足そうにニコニコとしながら鈴音を見つめる夕に、恥ずかしくなり、キーケースへと視線を逸らす。
中を開けてみると、内側も可愛らしいデザインで鈴音の好みドンピシャだった。
でも、鈴音の気を引いたのはそこではなく、中に既に1つの鍵が付けられてあったこと。
「これ、、夕の家の鍵??」
すると、夕は首を縦にも横にも振らず、ん〜、と傾げる。
「俺の家でもあるんだけど〜、、、」
と言葉を詰まらせる夕に鈴音の頭の中は?だらけに。
「どういうこと??」
「俺たちさ、そろそろ更新じゃん?家。俺は引っ越すんだけど、すずも住まない?広いとこ選んだんだけど。」