4K幼馴染は溺愛がすぎる
今度は、鈴音から夕にキスをする。
すると夕は驚いた表情を見せたものの、直ぐに心の底から嬉しそうな、子供のような笑顔に変わり愛しくてたまらない!というように鈴音にキスの雨を降らせる。

「ふふ、くすぐったいよ//」

クスクスと笑いながらそう言うと、

「鈴音さんは随分余裕そうですね」

とニヤリと笑い、カプっと鈴音の首元にかぶりつく。

「んっ// 夕、好き。大好き。」

夕は、片手で顔を覆い

「もう、それ以上煽らないで。加減出来ない」

そう言う夕の顔は、隙間からみると赤く染まっていた。

「夕、可愛い。いいよ、夕の好きにして」

すると、ガバッと鈴音を包み込み

「ほんっっと、すずが良いって言ったんだからね」

夕はそう言うとものの、言葉とは裏腹で、前と同じように優しく、まるで鈴音が宝物だと言わんばかりの扱い方で鈴音に触れる。

「すず、好きだよ。」

体中余すところなくキスをされ、絆されていく。

「ごめん、もう我慢できない」

夕がそう言うと、ゆっくりと、夕のものが鈴音の中へと入ってくる。

「あっっ///」

「痛くない?」

ポンっと優しく頭を撫でながら聞いてくれる夕。

「うん/// 大丈夫」

そう伝えると、段々と動きが激しくなり、乱れ、夕の顔も徐々に余裕の無い表情へと変わっていく。

「っつ、もう、、」

夕のものが、自分の中で果てている感覚が分かる。
2人とも息が上がり、少し汗ばんだ体で抱きしめあう。

「鈴音、大好き。」

「すっ!!今、名前!!」

耳元で、夕に初めて"鈴音"と言われて更に熱くなる。

「だって篤人はすずのこと鈴音ってずっと読んでるから、俺もたまには良いかなって。ダメだった?」

また、コツンと額を合わせて甘えるように聞いてくる夕に、鈴音が断れるわけが無い。
と言うか、嫌なわけがないのだ。

大好きな人に名前で呼ばれると、こんなにも自分の名前が輝いて聞こえるものなのかと、鈴音は胸が高鳴っているのが分かった。

名前呼びされただけでこんなになってしまうなんて自分は中学生か、と思いながらも嬉しさを抑えることは出来ずに、

「ううん、呼んで欲しい。嬉しい、夕に名前で呼ばれるの。」

とニッコリと笑って伝えると、夕も満足そうに笑ってやっと解放してくれた。

軽く汗を流してから寝ようと、明日も仕事の夕が先にシャワーを済ませ、鈴音も後からシャワーへと向かう。
そこで、自分の体を見て鈴音はギョッと目を丸くした。

なぜなら、見慣れたアザ以外に、肩や胸元、服を着れば見えないのだが、至る所に沢山のキスマークが着いているではないか。

最中は、余裕もなく全く気づかなかった。
こんなにも付けられていたなんて、、、。
自分の体を見るといつもなら気分が下がっていたものの、痣のことを忘れたように今日ばかりは先程のことを思い出して、顔が真っ赤に染まってしまう。

急いでシャワーを済ませて、ドタバタと足音を立てながら夕のいる寝室へと向かうと、夕はベッドの上で携帯をいじっており

「どうしたの?すず、そんなに慌てて」

と何事も無かったかのように聞いてくる。

「夕!!私の体!!あれ!!いつつけたの!?」

すると夕はなんの事か分かった様子で、怒り口調な鈴音に不満と言わんばかりにツーンと携帯に視線を戻す。

「ちょっと夕~~!!」

夕をゆさゆさと揺らしながら問い詰めると

「すずが好きにしていいよって言ったんじゃん。ちゃんと服で隠れるとこだけに我慢したんだから俺偉いもん」

まるで拗ねた子供のようにそういう夕に思わず笑ってしまう。

「いや、別に怒ってないよ??その、付けられたの分かんなかったし、いっぱいあったから驚いたってゆーか、見たら思い出しちゃうから恥ずかしくって、、、!」

すると夕はコロッと表情を大人びたものに変えて微笑み

「よかったんだ、嬉しい?俺もすずがつけてくれたら嬉しいんだけどな~」

ちらちらと鈴音を見ながら言ってくる。

「も、もう!夕は明日お仕事なんだから!早く寝ないと!!」

グイグイと夕を押して、布団に入るも、ガバッと夕に抱きしめられて身動きが取れなくなる。

「じゃあまた今度、すずの印、俺につけてね?」

そう耳元で囁くと、"おやすみ"といつものようにキスをして眠ってしまった。

はぁぁぁぁ、勘弁してくれ~!!

鈴音は恥ずかしさでしばらく頭を抱えて眠りにつく事が出来なかった。
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