4K幼馴染は溺愛がすぎる
電気も元通りついて、鈴音は涙をやっとの思いで止めてお化粧直しをするために御手洗に来ていた。
その最中も、自分の左手に輝く指輪を見てはドキッとしてしまい、見惚れてしまう。
沢山泣いて、腫れた目をカバーするのはもう諦めてよれたお化粧を直すことに専念し、夕の待つ席へと戻る。
夕はずっとニコニコとしており、満足そう。
「ごめん!時間かかっちゃって、、」
「全然大丈夫だよ、でもすずがいなくて寂しかったからあとで抱きしめさせてね?」
改めて結婚が決まり、更に夕の溺愛のタガが外れたように感じるのはきっと勘違いではない。
ある程度鈴音も耐性はついてきたものの、さすがに外では気恥しく、顔が赤くなる。
「可愛い」
とさらに追い討ちをかけるように言ってくる夕にツッコミを入れたのは鈴音ではなく健二くん
「お前そーゆーキャラじゃなかっただろ、、もう少し俺にもその要素出してくれよ、、」
自分の知っている夕と違ったからなのか、自分に対しての態度と違いすぎてなのか、若干ショックを受けたようにそう言いながら置かれたのは"Happy Wedding"と書かれた可愛らしいケーキ。
「結婚祝いのサービス!俺がスポンジから作ったんだからな〜?!知り合いのパティシエに今朝緊急できてもらって!!」
大変なのに、自分たちの為にここまでしてくれる事が嬉しくてまた涙が出そうになるのをグッとこらえる。
「わ〜!!!凄い美味しそう!!!食べていい?」
取り分けてやる、と写真を撮った後に健二くんが食べる分だけ切り分けてくれ、残りは持って帰れるように厨房に包みに行ってくれた。
「美味しいね!ほんと、幸せだ〜!!」
「うん、健二にはまた後でお礼言っとかないとね。」
2人ともあっという間にケーキも平らげてしまい、時間も時間という事で店を出る事に。
当たり前の様に、いつの間にか支払いは済まされており夕の完璧ムーブに鈴音が圧倒されていると、再び健二くんが登場し、忙しいはずのシェフが本日何度目なのかとそろそろツッコミたくなる。
「ほんと、今日は来てくれてありがとな〜!また記念日にでも2人で来てくれよ!」
と少し照れくさそうに頬を掻きながら言う健二くんに
「こちらこそ、ほんとにお料理美味しかったし、大変なのに色々用意もしてくれてありがとう!」
夕と、ありがとう。とお礼を言って帰ろうとした時に何故か夕に後ろから抱きしめられて指輪のはめられた手にキスをされる。
「健二今日はほんとにありがとう。でも分かってると思うけど、すずはもう俺のお嫁さんだから。」
高校時代の友達の前でこんな事をされた鈴音はキャパオーバーになり顔は茹でダコのように真っ赤になり、口はパクパクと動いて動揺を隠せない。
健二くんはというと、フランスに料理留学していたからなのか案外ケロッとした表情でハハッと笑い
「いつの話してんだよ!心配しなくてもちょっかいかけたりしねーよ!てか嫁さん見てみろよ!かけた所で俺の入る隙ねーだろ。」
と少し呆れ顔である。
もう一度健二くんにお礼を言って、そのまま夕に支えられながらお店を出て2人の家へとタクシーに乗り込む。
タクシーの中でもずっと繋がれている手にはキラキラとダイヤモンドが輝いていて、隣を見ると世界で1番大好きな人がいる。
鈴音は今日のこの幸せな気持ちをくれた夕に早く気持ちを伝えたくて、早く触れたくて家までの数十分が何時間ものように長く感じた。
その最中も、自分の左手に輝く指輪を見てはドキッとしてしまい、見惚れてしまう。
沢山泣いて、腫れた目をカバーするのはもう諦めてよれたお化粧を直すことに専念し、夕の待つ席へと戻る。
夕はずっとニコニコとしており、満足そう。
「ごめん!時間かかっちゃって、、」
「全然大丈夫だよ、でもすずがいなくて寂しかったからあとで抱きしめさせてね?」
改めて結婚が決まり、更に夕の溺愛のタガが外れたように感じるのはきっと勘違いではない。
ある程度鈴音も耐性はついてきたものの、さすがに外では気恥しく、顔が赤くなる。
「可愛い」
とさらに追い討ちをかけるように言ってくる夕にツッコミを入れたのは鈴音ではなく健二くん
「お前そーゆーキャラじゃなかっただろ、、もう少し俺にもその要素出してくれよ、、」
自分の知っている夕と違ったからなのか、自分に対しての態度と違いすぎてなのか、若干ショックを受けたようにそう言いながら置かれたのは"Happy Wedding"と書かれた可愛らしいケーキ。
「結婚祝いのサービス!俺がスポンジから作ったんだからな〜?!知り合いのパティシエに今朝緊急できてもらって!!」
大変なのに、自分たちの為にここまでしてくれる事が嬉しくてまた涙が出そうになるのをグッとこらえる。
「わ〜!!!凄い美味しそう!!!食べていい?」
取り分けてやる、と写真を撮った後に健二くんが食べる分だけ切り分けてくれ、残りは持って帰れるように厨房に包みに行ってくれた。
「美味しいね!ほんと、幸せだ〜!!」
「うん、健二にはまた後でお礼言っとかないとね。」
2人ともあっという間にケーキも平らげてしまい、時間も時間という事で店を出る事に。
当たり前の様に、いつの間にか支払いは済まされており夕の完璧ムーブに鈴音が圧倒されていると、再び健二くんが登場し、忙しいはずのシェフが本日何度目なのかとそろそろツッコミたくなる。
「ほんと、今日は来てくれてありがとな〜!また記念日にでも2人で来てくれよ!」
と少し照れくさそうに頬を掻きながら言う健二くんに
「こちらこそ、ほんとにお料理美味しかったし、大変なのに色々用意もしてくれてありがとう!」
夕と、ありがとう。とお礼を言って帰ろうとした時に何故か夕に後ろから抱きしめられて指輪のはめられた手にキスをされる。
「健二今日はほんとにありがとう。でも分かってると思うけど、すずはもう俺のお嫁さんだから。」
高校時代の友達の前でこんな事をされた鈴音はキャパオーバーになり顔は茹でダコのように真っ赤になり、口はパクパクと動いて動揺を隠せない。
健二くんはというと、フランスに料理留学していたからなのか案外ケロッとした表情でハハッと笑い
「いつの話してんだよ!心配しなくてもちょっかいかけたりしねーよ!てか嫁さん見てみろよ!かけた所で俺の入る隙ねーだろ。」
と少し呆れ顔である。
もう一度健二くんにお礼を言って、そのまま夕に支えられながらお店を出て2人の家へとタクシーに乗り込む。
タクシーの中でもずっと繋がれている手にはキラキラとダイヤモンドが輝いていて、隣を見ると世界で1番大好きな人がいる。
鈴音は今日のこの幸せな気持ちをくれた夕に早く気持ちを伝えたくて、早く触れたくて家までの数十分が何時間ものように長く感じた。