4K幼馴染は溺愛がすぎる
髪の毛を乾かしてからリビングに向かうと、夕がお鍋を作ってくれていて、鈴音が出てきたのを確認すると冷蔵庫から冷やされたビールを2つ持ってきてくれる。
「うわ〜!!今日寒いからこれは身に染みるね〜!!!」
「味は今日は豆乳鍋にしてみた。って言っても素を入れるだけだから何もアレンジしてないんだけど」
「そんな事ないよ〜!!ほら!人参とかちゃんとねじりうめ?だっけ?お花型に切るあたりやっぱり夕は器用だよね〜!!!」
夕の器用さに関心しながら取り分けて貰った豆乳鍋を口に運ぶ。
「ん〜〜〜!!!!美味しすぎる!!これはしばらく豆乳鍋だね」
ビシッと指付きでキメ顔をすると夕はふはっと笑いながら
「気に入ってくれたなら良かった、俺もこの味初めて食べたけど好き」
キンキンに冷えたビールと美味しい豆乳鍋の相性は最高で、次から次へとビール缶が空いていく。
お酒が大好きな鈴音とは反対に、そこまで呑んでいるイメージの無い夕が、今日は鈴音と同じペースで呑んでいる事に気がついて、鈴音は少し心配する。
「夕大丈夫?いっつもそんなに飲まないのに。」
顔色は全く変わっていないが、夕の次の言葉で鈴音はかなり夕が酔っ払っている事に気がつく。
「らいじょーぶだよ。ふふ。」
ああ、大丈夫じゃないね。
呂律の回っていない夕は初めてでなんだか可愛く思えてくる。
「そっち行ってもい〜?」
ふふっと笑いながら、椅子から立ち上がり、鈴音の方へとフラフラとやってくる。
「おっとっと」
「あー!大丈夫?!」
コケそうになる夕を咄嗟に掴み、隣の椅子に座らせて水を夕の前に置く。
「ほら〜、もう呑みすぎだよ!!水飲んで!!」
そう言うと夕は子供のようにムスッとして
「まだ呑める〜!!!」
と鈴音の肩にグリグリと頭を押し付けてくる。
何この可愛い生き物、、、、、。
いつもは落ち着いていて、クールな感じの夕がまるで小学生の男の子のようになっている。
小学生時代の夕もこんな感じではなかった為初めて見る夕に鈴音はトキメキがとまらない。
「ほら!水飲みながらじゃないと明日しんどいよ??明日楽しみにしてくれてるんでしょ??」
しょぼん。とはしたものの、理解はしてくれた様でコップを口元に持っていくとごくごくと飲んでくれる。
すると突然、ぎゅーっと抱きしめられて
「すずは俺の事ちゃんと好き?幸せ?」
自信がなさそうに、そう聞いてくる。
何を分かりきった事を聞いているんだろう、と鈴音はクスッと笑う。
「当たり前だよ。大好きだし、すごく幸せ。誰があんなトラウマから私を救ってくれたと思ってるの?夕が私の事嫌いだって言っても私はずっと大好きだよ。」
と夕の頭をポンポンっと撫でると首元をガブリと噛まれる。
「痛!何?!」
すると夕は顔を上げ
「可愛すぎて噛んじゃったぁ」
と今度は鈴音の唇に噛み付くようなキスをする。
「俺もすずの事大好き。誰よりも大切で、ずっとそばに居たい。俺から離れるなんてもう出来ないからね?覚悟しててね?」
カプっと今度は優しく唇に噛みつきながらそう言われ
「ふふっ、じゃあ私たちずーーーーーっと一緒にいれるね!ずっと幸せだね!」
そうだね、と2人で笑いあっていると時計から12時を知らせる音楽が鳴る。
「あ!!お誕生日だ!!!おめでとう!!夕!!」
満面の笑みで夕にそう伝えると、子供のように嬉しそうに笑いながら
「ありがとう、すず」
そう言いながら何かを待つように目を閉じて口を突き出す夕。
何を待っているのかは明らかで、酔っているからなのか、何をしていてもとても可愛く見える夕。
クスクスっと笑いが堪えきれずに、思わずその顔をパシャっと写真に収める。
すると、夕の目がパチッと開かれて
「今、撮ったでしょ。」
とムムムっと怒っているけど怒ってはいない子供じみた顔で聞いてくる。
「んーん、撮ってないよ〜?!はい!お誕生日おめでとう!」
ちゅっとキスをすると、夕のご機嫌は直ぐに戻り嬉しそうに笑いながら幸せだな〜なんて言っている夕を見て鈴音も幸せを感じながら、楽しい夜を過ごした。パチッと予定通りに目が覚める。
今日は目覚めから気合いが入っている。
なぜなら、今日は夕の誕生日、準備万端、プレゼントはOK、と行動の一つ一つに気合いが入る。
夕はと言うと、昨日沢山お酒を飲んだからかいつも以上に深い眠りについているようでスヤスヤと寝息を立てて眠っている。
今日のために買った服、新しく新調した靴やリップ。
まるで鈴音が誕生日か!と言いたくなるほどの気合いの入れっぷりである。
しかし、夕の前では可愛くありたい。
新しいもので身を包み、夕が眠っている間に鈴音は着々と準備を進めていく。
最後の1束を巻き終えた時、ちょうど夕がもそもそとベッドから動き出す。
ドレッサーは寝室に置いているため、夕が起きたことにはすぐに分かる。
「ん〜、、、」
「あ!おはよう!!夕!!お誕生日おめでとう!!」
改めてそう言うと、夕は眠そうな目を擦りながらありがとう、と返事をくれる。
こりゃまだ半分寝てるな。とクスッと笑っていると急に夕がガバッと起き上がる。
「可愛い!!今日も朝からすずが可愛くて困る。今日なんか特に可愛くて困る。それが俺のためだって分かるから余計に可愛い。」
と、途端に饒舌になる夕。
とはいえ、鈴音は夕の為に選んだ物を喜んで貰えて、褒めて貰えて思わず顔が綻んでしまう。
「ふふ、可愛いでしょ〜?夕の誕生日だからね!」
すると、ドサッと再びベッドに横になり手で顔を覆う。
「ダメだ。可愛すぎてダメだ。」
いつもは朝からこんなに喋る事は無いのだが、それ程に喜んでいるのだと分かり、鈴音はさらに嬉しくなる。
準備が済んだ鈴音は夕の布団をべりっと剥がし、
「さぁ!!夕も早く準備しないと!!」
「え〜俺誕生日なのに〜?」
もう少し寝てた〜いと言わんばかりに子供のような事を言う夕。
「誕生日だからだよ〜!!きちんとお祝いさせてよ〜!!」
そう言うと夕は、ん!と 何かを催促してくる。
今までにも何度もされてきたそれは言わずとも夕の顔を見れば分かる。
仕方ないなぁと言わんばかりに鈴音は唇を重ねる。
「誕生日って最高だね」
ぴょんっと寝癖のついた夕がへらっと柔らかく笑い、それがたまらなく可愛かった為、もう一度キスをすると夕は少し驚いた顔をしたものの、嬉しそうにまた笑い、準備をするためにやっとこさ重い腰を動かし始めた。
「うわ〜!!今日寒いからこれは身に染みるね〜!!!」
「味は今日は豆乳鍋にしてみた。って言っても素を入れるだけだから何もアレンジしてないんだけど」
「そんな事ないよ〜!!ほら!人参とかちゃんとねじりうめ?だっけ?お花型に切るあたりやっぱり夕は器用だよね〜!!!」
夕の器用さに関心しながら取り分けて貰った豆乳鍋を口に運ぶ。
「ん〜〜〜!!!!美味しすぎる!!これはしばらく豆乳鍋だね」
ビシッと指付きでキメ顔をすると夕はふはっと笑いながら
「気に入ってくれたなら良かった、俺もこの味初めて食べたけど好き」
キンキンに冷えたビールと美味しい豆乳鍋の相性は最高で、次から次へとビール缶が空いていく。
お酒が大好きな鈴音とは反対に、そこまで呑んでいるイメージの無い夕が、今日は鈴音と同じペースで呑んでいる事に気がついて、鈴音は少し心配する。
「夕大丈夫?いっつもそんなに飲まないのに。」
顔色は全く変わっていないが、夕の次の言葉で鈴音はかなり夕が酔っ払っている事に気がつく。
「らいじょーぶだよ。ふふ。」
ああ、大丈夫じゃないね。
呂律の回っていない夕は初めてでなんだか可愛く思えてくる。
「そっち行ってもい〜?」
ふふっと笑いながら、椅子から立ち上がり、鈴音の方へとフラフラとやってくる。
「おっとっと」
「あー!大丈夫?!」
コケそうになる夕を咄嗟に掴み、隣の椅子に座らせて水を夕の前に置く。
「ほら〜、もう呑みすぎだよ!!水飲んで!!」
そう言うと夕は子供のようにムスッとして
「まだ呑める〜!!!」
と鈴音の肩にグリグリと頭を押し付けてくる。
何この可愛い生き物、、、、、。
いつもは落ち着いていて、クールな感じの夕がまるで小学生の男の子のようになっている。
小学生時代の夕もこんな感じではなかった為初めて見る夕に鈴音はトキメキがとまらない。
「ほら!水飲みながらじゃないと明日しんどいよ??明日楽しみにしてくれてるんでしょ??」
しょぼん。とはしたものの、理解はしてくれた様でコップを口元に持っていくとごくごくと飲んでくれる。
すると突然、ぎゅーっと抱きしめられて
「すずは俺の事ちゃんと好き?幸せ?」
自信がなさそうに、そう聞いてくる。
何を分かりきった事を聞いているんだろう、と鈴音はクスッと笑う。
「当たり前だよ。大好きだし、すごく幸せ。誰があんなトラウマから私を救ってくれたと思ってるの?夕が私の事嫌いだって言っても私はずっと大好きだよ。」
と夕の頭をポンポンっと撫でると首元をガブリと噛まれる。
「痛!何?!」
すると夕は顔を上げ
「可愛すぎて噛んじゃったぁ」
と今度は鈴音の唇に噛み付くようなキスをする。
「俺もすずの事大好き。誰よりも大切で、ずっとそばに居たい。俺から離れるなんてもう出来ないからね?覚悟しててね?」
カプっと今度は優しく唇に噛みつきながらそう言われ
「ふふっ、じゃあ私たちずーーーーーっと一緒にいれるね!ずっと幸せだね!」
そうだね、と2人で笑いあっていると時計から12時を知らせる音楽が鳴る。
「あ!!お誕生日だ!!!おめでとう!!夕!!」
満面の笑みで夕にそう伝えると、子供のように嬉しそうに笑いながら
「ありがとう、すず」
そう言いながら何かを待つように目を閉じて口を突き出す夕。
何を待っているのかは明らかで、酔っているからなのか、何をしていてもとても可愛く見える夕。
クスクスっと笑いが堪えきれずに、思わずその顔をパシャっと写真に収める。
すると、夕の目がパチッと開かれて
「今、撮ったでしょ。」
とムムムっと怒っているけど怒ってはいない子供じみた顔で聞いてくる。
「んーん、撮ってないよ〜?!はい!お誕生日おめでとう!」
ちゅっとキスをすると、夕のご機嫌は直ぐに戻り嬉しそうに笑いながら幸せだな〜なんて言っている夕を見て鈴音も幸せを感じながら、楽しい夜を過ごした。パチッと予定通りに目が覚める。
今日は目覚めから気合いが入っている。
なぜなら、今日は夕の誕生日、準備万端、プレゼントはOK、と行動の一つ一つに気合いが入る。
夕はと言うと、昨日沢山お酒を飲んだからかいつも以上に深い眠りについているようでスヤスヤと寝息を立てて眠っている。
今日のために買った服、新しく新調した靴やリップ。
まるで鈴音が誕生日か!と言いたくなるほどの気合いの入れっぷりである。
しかし、夕の前では可愛くありたい。
新しいもので身を包み、夕が眠っている間に鈴音は着々と準備を進めていく。
最後の1束を巻き終えた時、ちょうど夕がもそもそとベッドから動き出す。
ドレッサーは寝室に置いているため、夕が起きたことにはすぐに分かる。
「ん〜、、、」
「あ!おはよう!!夕!!お誕生日おめでとう!!」
改めてそう言うと、夕は眠そうな目を擦りながらありがとう、と返事をくれる。
こりゃまだ半分寝てるな。とクスッと笑っていると急に夕がガバッと起き上がる。
「可愛い!!今日も朝からすずが可愛くて困る。今日なんか特に可愛くて困る。それが俺のためだって分かるから余計に可愛い。」
と、途端に饒舌になる夕。
とはいえ、鈴音は夕の為に選んだ物を喜んで貰えて、褒めて貰えて思わず顔が綻んでしまう。
「ふふ、可愛いでしょ〜?夕の誕生日だからね!」
すると、ドサッと再びベッドに横になり手で顔を覆う。
「ダメだ。可愛すぎてダメだ。」
いつもは朝からこんなに喋る事は無いのだが、それ程に喜んでいるのだと分かり、鈴音はさらに嬉しくなる。
準備が済んだ鈴音は夕の布団をべりっと剥がし、
「さぁ!!夕も早く準備しないと!!」
「え〜俺誕生日なのに〜?」
もう少し寝てた〜いと言わんばかりに子供のような事を言う夕。
「誕生日だからだよ〜!!きちんとお祝いさせてよ〜!!」
そう言うと夕は、ん!と 何かを催促してくる。
今までにも何度もされてきたそれは言わずとも夕の顔を見れば分かる。
仕方ないなぁと言わんばかりに鈴音は唇を重ねる。
「誕生日って最高だね」
ぴょんっと寝癖のついた夕がへらっと柔らかく笑い、それがたまらなく可愛かった為、もう一度キスをすると夕は少し驚いた顔をしたものの、嬉しそうにまた笑い、準備をするためにやっとこさ重い腰を動かし始めた。