遠き日の忘れ物2 遥かな未来へのメッセージ
第1章 衝撃のスコール
2022年7月8日、その事件は起きた。
この頃、世間は参議院議員選挙の後半である。
昼下がりの奈良県奈良市 近鉄大和西大寺駅前には自民党の候補者と彼の演説を聞くために集まっていた市民が居た。
そこへ前日の岡山から続いて支援に入っていた安倍晋三が到着した。 そして、、、。
彼が演説を始めようとしたその時、背後から{ドン}という音がした。
直後、振り向いた彼に目掛けるように二度目の{ドン}という音が響いて安倍晋三は崩れるように倒れたのである。
元総理大臣を狙ったテロの瞬間だった。
その日の午後、医師の懸命な処置も報われること無く彼は世を去ったのである。 国民は怒りに震えていた。
なぜ彼が銃撃されなければならなかったのか? その真意は図るべくもない。
いや、それよりも二度と狙撃犯を外に出してはいけない。
この事件の後からマスコミは安倍晋三並びに自民党と統一教会との関係について、そして実行犯が統一教会に疑念を持っていた旨の変な報道合戦を始めた。
しかもそれは安倍晋三の国葬反対運動にまで燃え広がるのである。
2012年、〈悪の民主政権〉とまで言われた民主党政治が終わりを告げた後、彼は二度目の首相に選ばれた。
そしてアベノミクスを発動し、特定機密保護法や組織犯罪防止法、有事立法を世に送り出してくれた。
そのたびに賛否両論が激しく巻き起こり、左翼は学園疑獄を持ち出して騒ぎに騒いだ。
特定機密保護法や組織犯罪防止法に至っては国の終わりかと思えるような騒ぎまで巻き起こしていた。
まあ、左翼が騒ぐのも無理は無い。 この法律は事実上、スパイ防止法であるからだ。
昔、自民党はスパイ防止法を国会に提起した。
ところが公明党なども含めて左翼に手痛い攻撃を受けて廃案に持ち込まれたのである。
その過去を繰り返さないためにも安倍晋三は思案を巡らせていたのであろう。
ところが、かつてスパイ防止法にこっぴどく反対した公明党が連立政権の中に居る。
昨日の敵は今日の友ということなのだろうか? ぼくらには信じがたい何かが有るのだろう。
総理を辞職した後、彼は菅政権にも岸田政権にも影響力を行使し続けていた。
2022年春、岸田バイデン会談によって岸田が防衛費増額を打ち出すと彼は「目安はこれくらいだよ。」と目標額を設定した。
それにより今の予算が組まれている。
これにビビったのは中国である。 「日本は専守防衛の国だ。」と道理を無視した持論を展開して騒ぎ立てた。
しかし専守防衛という思想がどれくらい悲惨な結果を産むことか、、、? ウクライナを見ればいい。
彼らは専守防衛を気取っていて、ロシアに舐め捲くられ侵略されたのである。
「座して死を待つ。」とは如何に愚かなことか、、、。 ウクライナの人たちはロシアを見て気付いたのだ。
そのロシアは短期間でウクライナを占領できるものと高をくくっていた。 ところがどうだろう?
欧米がウクライナ支持を表明し軍事的援助を実行してみるとロシア軍は非常なまでの戦力不足を露呈した。
これにはさすがの中国も目を見開いたのではないだろうか? それでも同盟を強化しているのである。
いよいよこの地球も鬼門の大掃除をする時に来たのだろうか?
参議院議員選挙は自民党の勝利に終わった。 連立を組む公明党までが議席を減らしていたのである。
そうなるのも無理は無い。 ウイグルジェノサイドに物も申さず、外国人の土地取引に規制も掛けずでは信頼されるわけが無い。
そもそも欧米がウイグルジェノサイドに気付くきっかけを提供したのは日本である。 山口氏が調査能力は無いなどと吐き捨てたのは真っ赤な嘘である。
そこまで日本をダメ出し国家にしたいのであれば中国でも北朝鮮でも好きな所に移住してからにしてもらいたい。
さてさて、その頃のぼくはまたまた訪問マッサージの仕事をしていた。 ところが、、、。
雇われたはずの会社からはほとんど仕事が来ない。 おかしな状況である。
さらには「生保受給者のマッサージをやるには医療扶助の施術者登録が必要だからしばらく待ってくれ。」と言ったきり、連絡を寄越さない。
おまけに今動いているのは業務提携しているという治療院である。 正式な雇用関係ではない。
(このままでいいのだろうか?) 疑問が疑問を呼んでいた。
雇用されているはずの会社からは週2軒の仕事を与えられただけ。 しかも4月中に仕事は止まってしまった。
そのまま2か月が過ぎ、どうしようもないぼくはハローワークへ飛び込んだ。
相談員は齎される話に唖然とした。
「マッサージし3人に運転手が二人? そんなんで仕事が十分に回るわけ無いじゃないの。」
「雇用保険に入ってるのに週2軒? 週20時間以上働いてないと雇用保険には入れないんだけど。」
「ちょっと何か有っただけで怒鳴られるんじゃあ大変よねえ。」
その結果、8月末になってハローワークは雇用取り消しを申し渡したのである。
訪問マッサージの業者は殿様社長が多い。
儲けるだけ儲けて「俺が使ってやってるんだからいいだろう? 文句言うな!」っと怒鳴り散らす。
ど素人の業界のことを知らなすぎる赤ん坊のような社長にぼくらはこき使われているのである。
困ったものだ。
さてさて、9月になると安倍晋三の国葬に向けて政府は動き始める。 全世界に影響を与えていた人なのだからそれくらいは、、、。
それでも左巻きの人たちは最後の最後まで足掻き続ける。 経費を差し止めようと仮処分まで申請して騒ぎ立てるのであるが、、、。
その申し立ては全て却下されてしまった。 その後、誰も申し立てをしない所を見るとパホーマンスだったのだろうか?
マスコミは相変わらず統一教会を巡ってバッシングを続けていた。 ほんとに馬鹿に付ける薬は無い。
でもどうせなら政治と公明党の関係について騒いでほしかったなあ。 そこが一番痛い問題なのだから。
今や公明党はリベラルでも何でもない。 ただの中国びいき政党である。
あんなのは居ないほうがいい。 学会員ではあるがそう思う。
何ゆえに時間を潰してまで票を取りに動かなければならないのか? そんなのに功徳は無い。
票を取って功徳を戴いた話なんて聞いたことは無い。
よく「仕事が決まった。」とか「あれがこうなった。」とかいう話を聞くけれど、よくよく聞いてみると「動いていればそうなるよね。」って話ばかり。
必然的にまとまった話を口説くなんて言われてしまったら、神も仏も唖然としてしまうだろう。
何も無い所に道が開く。 このような話は無いものか?
この頃、世間は参議院議員選挙の後半である。
昼下がりの奈良県奈良市 近鉄大和西大寺駅前には自民党の候補者と彼の演説を聞くために集まっていた市民が居た。
そこへ前日の岡山から続いて支援に入っていた安倍晋三が到着した。 そして、、、。
彼が演説を始めようとしたその時、背後から{ドン}という音がした。
直後、振り向いた彼に目掛けるように二度目の{ドン}という音が響いて安倍晋三は崩れるように倒れたのである。
元総理大臣を狙ったテロの瞬間だった。
その日の午後、医師の懸命な処置も報われること無く彼は世を去ったのである。 国民は怒りに震えていた。
なぜ彼が銃撃されなければならなかったのか? その真意は図るべくもない。
いや、それよりも二度と狙撃犯を外に出してはいけない。
この事件の後からマスコミは安倍晋三並びに自民党と統一教会との関係について、そして実行犯が統一教会に疑念を持っていた旨の変な報道合戦を始めた。
しかもそれは安倍晋三の国葬反対運動にまで燃え広がるのである。
2012年、〈悪の民主政権〉とまで言われた民主党政治が終わりを告げた後、彼は二度目の首相に選ばれた。
そしてアベノミクスを発動し、特定機密保護法や組織犯罪防止法、有事立法を世に送り出してくれた。
そのたびに賛否両論が激しく巻き起こり、左翼は学園疑獄を持ち出して騒ぎに騒いだ。
特定機密保護法や組織犯罪防止法に至っては国の終わりかと思えるような騒ぎまで巻き起こしていた。
まあ、左翼が騒ぐのも無理は無い。 この法律は事実上、スパイ防止法であるからだ。
昔、自民党はスパイ防止法を国会に提起した。
ところが公明党なども含めて左翼に手痛い攻撃を受けて廃案に持ち込まれたのである。
その過去を繰り返さないためにも安倍晋三は思案を巡らせていたのであろう。
ところが、かつてスパイ防止法にこっぴどく反対した公明党が連立政権の中に居る。
昨日の敵は今日の友ということなのだろうか? ぼくらには信じがたい何かが有るのだろう。
総理を辞職した後、彼は菅政権にも岸田政権にも影響力を行使し続けていた。
2022年春、岸田バイデン会談によって岸田が防衛費増額を打ち出すと彼は「目安はこれくらいだよ。」と目標額を設定した。
それにより今の予算が組まれている。
これにビビったのは中国である。 「日本は専守防衛の国だ。」と道理を無視した持論を展開して騒ぎ立てた。
しかし専守防衛という思想がどれくらい悲惨な結果を産むことか、、、? ウクライナを見ればいい。
彼らは専守防衛を気取っていて、ロシアに舐め捲くられ侵略されたのである。
「座して死を待つ。」とは如何に愚かなことか、、、。 ウクライナの人たちはロシアを見て気付いたのだ。
そのロシアは短期間でウクライナを占領できるものと高をくくっていた。 ところがどうだろう?
欧米がウクライナ支持を表明し軍事的援助を実行してみるとロシア軍は非常なまでの戦力不足を露呈した。
これにはさすがの中国も目を見開いたのではないだろうか? それでも同盟を強化しているのである。
いよいよこの地球も鬼門の大掃除をする時に来たのだろうか?
参議院議員選挙は自民党の勝利に終わった。 連立を組む公明党までが議席を減らしていたのである。
そうなるのも無理は無い。 ウイグルジェノサイドに物も申さず、外国人の土地取引に規制も掛けずでは信頼されるわけが無い。
そもそも欧米がウイグルジェノサイドに気付くきっかけを提供したのは日本である。 山口氏が調査能力は無いなどと吐き捨てたのは真っ赤な嘘である。
そこまで日本をダメ出し国家にしたいのであれば中国でも北朝鮮でも好きな所に移住してからにしてもらいたい。
さてさて、その頃のぼくはまたまた訪問マッサージの仕事をしていた。 ところが、、、。
雇われたはずの会社からはほとんど仕事が来ない。 おかしな状況である。
さらには「生保受給者のマッサージをやるには医療扶助の施術者登録が必要だからしばらく待ってくれ。」と言ったきり、連絡を寄越さない。
おまけに今動いているのは業務提携しているという治療院である。 正式な雇用関係ではない。
(このままでいいのだろうか?) 疑問が疑問を呼んでいた。
雇用されているはずの会社からは週2軒の仕事を与えられただけ。 しかも4月中に仕事は止まってしまった。
そのまま2か月が過ぎ、どうしようもないぼくはハローワークへ飛び込んだ。
相談員は齎される話に唖然とした。
「マッサージし3人に運転手が二人? そんなんで仕事が十分に回るわけ無いじゃないの。」
「雇用保険に入ってるのに週2軒? 週20時間以上働いてないと雇用保険には入れないんだけど。」
「ちょっと何か有っただけで怒鳴られるんじゃあ大変よねえ。」
その結果、8月末になってハローワークは雇用取り消しを申し渡したのである。
訪問マッサージの業者は殿様社長が多い。
儲けるだけ儲けて「俺が使ってやってるんだからいいだろう? 文句言うな!」っと怒鳴り散らす。
ど素人の業界のことを知らなすぎる赤ん坊のような社長にぼくらはこき使われているのである。
困ったものだ。
さてさて、9月になると安倍晋三の国葬に向けて政府は動き始める。 全世界に影響を与えていた人なのだからそれくらいは、、、。
それでも左巻きの人たちは最後の最後まで足掻き続ける。 経費を差し止めようと仮処分まで申請して騒ぎ立てるのであるが、、、。
その申し立ては全て却下されてしまった。 その後、誰も申し立てをしない所を見るとパホーマンスだったのだろうか?
マスコミは相変わらず統一教会を巡ってバッシングを続けていた。 ほんとに馬鹿に付ける薬は無い。
でもどうせなら政治と公明党の関係について騒いでほしかったなあ。 そこが一番痛い問題なのだから。
今や公明党はリベラルでも何でもない。 ただの中国びいき政党である。
あんなのは居ないほうがいい。 学会員ではあるがそう思う。
何ゆえに時間を潰してまで票を取りに動かなければならないのか? そんなのに功徳は無い。
票を取って功徳を戴いた話なんて聞いたことは無い。
よく「仕事が決まった。」とか「あれがこうなった。」とかいう話を聞くけれど、よくよく聞いてみると「動いていればそうなるよね。」って話ばかり。
必然的にまとまった話を口説くなんて言われてしまったら、神も仏も唖然としてしまうだろう。
何も無い所に道が開く。 このような話は無いものか?
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