再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
ソファに座る私の隣で、甘えるような声で言う瑞。
その色っぽい表情にドキッとする。
年上の男性のこういう感じを「可愛い」とも思えるし、「セクシー」とも思える。
今、私は、瑞のいろんな魅力に振り回されてしまってる。


「い、いつか機会があればね」


思わず苦笑い。


そのうち、デリバリーが届き、私達の前にアツアツのピザが置かれた。


「いただきます」


定番のマルゲリータとシーフード。マルゲリータは、2人共大好きで、いつも鎌倉のお店では必ず注文してた。このピザ生地もモチモチしてて、モッツァレラチーズがトロトロですごく美味しい。シーフードピザも具だくさんで、トマトソースとよく合う。


久しぶりに瑞とゆっくり話しながら食事をした。
今のお互いの仕事の話題が中心で、いろいろ話すうちに、ほんの少しだけお酒も入ってほろ酔い気分になってきた。


そして……
瑞は、急に真顔になって私に訊ねた。
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