再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
全てが終わり、2人は熱いキスを交わした。


「とても……良かった。愛莉の体は最高だ。他の誰にも触れさせたくない。愛莉を俺だけのものに……したい」


瑞の温かい眼差しに、なぜか涙が溢れる。


「愛莉……どうした? 大丈夫?」


今の顔は優しい幼なじみの表情だ。


「う、うん。ごめんね、私……何て言ったらいいのか……」


もちろん嫌だったわけもなく、瑞に抱かれたことは嬉しかった。
体の相性も嘘みたいに合ってるとわかったし、セフレなんていう簡単な仲ではないことは確かだった。


だけど、なぜか瑞を「好きだ」とは言えなかった。見た目や身分の差を感じてること、あんなに仲の良い幼なじみだったことも……まだ私の中で整理できていない問題がたくさんある。


今日のことは後悔はしていない、でも私達2人の関係はいったい何なのか?
今の自分には、どう答えを出せばいいのかわからなかった。
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