再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
私が黙って考えてると、


「ごめん。急にいろいろ言い過ぎたかも知れない。だけど……俺の気持ちは、この先もずっと変わらない。まずは同居して、ゆっくり愛莉の答えを見つけてみないか? 今度はちゃんと、お前の出す答えを待つから」


そう言って、優しい瞳で私を見つめた。


男らしい強引さにドキドキしたり、思いやりのある声掛けにホッとしたり、嬉しかったり、不安になったり……
瑞と再会してから、気持ちはかなり揺れている。


それでも……
私は、その誘いにうなづいてしまった。
優しい想いについ引き寄せられるのか、全部瑞に言われるままに行動してる気がする。


「良かった。嬉しい」


どうしようもなく可愛い微笑みにキュンとする。
本当に……
あなたはカッコ良過ぎるよ。


***


それから、気づけば話はどんどん進み、すぐに引越しの日がやってきた。
また、2人が同じ休みの日。
その日は、引越し業者さんに混じって瑞もいろいろ手伝ってくれた。
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