再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
「ほんと? 私もカレーが食べたかったんだ」


「なら決まり。チキンか、ビーフか、シーフード」


「う~ん、じゃあ、シーフードにしよっか?」


「いいね」


こんな言葉のキャッチボール。
こういうのに……
私は、憧れてたのかも知れない。


レジに行くと、いつも元気に声をかけてくれる店員さんが、私を見て驚いた顔をした。


「まさか! あなたたちがご夫婦だったとはね。驚いたわぁ~」


え!!
夫婦って!
しかも、そんな大きな声で……


「ち、ち、違います! 私達、夫婦じゃないですから! ただの幼なじみなんです」


私は、大慌てで否定した。


「あら、幼なじみなの? とってもお似合いなのにね。あなた、最近たまに見かけるけど、本当に近くで見てもいい男だね~」


まじまじと瑞を見るベテランの店員さん。
目がハートになってる?


「いえいえ。そんなことないです」
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