再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
「綺麗に咲くといいな」
必死でエビを剥きながら、笑顔で言ってくれる瑞。
背の高い瑞の顔を見上げて、私も笑顔で返した。
「うん、そうだね」
すぐ隣にいる瑞を感じて……
同じ空気を吸って……
ただそれだけのことなのに、こんなにも心地良いなんて。
「そうだ、金魚草って知ってる? 金魚みたいな花を咲かせるんだけど、赤色なんて本当に金魚みたいなの。すっごく可愛いのよ。1株でもたくさん咲くから、いっぱい金魚がいるみたいになるの」
「金魚草は覚えてる。愛莉が、1番好きだって言ってたから」
「ほんと? 1番好きだって覚えててくれたんだね。子どもの頃からずっとうちの庭に咲いてたの。本当にいっぱいで可愛いかったんだよ」
「金魚草の花言葉は、おしゃべり」
「え! 花言葉も?」
「ああ、愛莉が教えてくれた。口をパクパクさせてる姿から、花言葉がおしゃべりになったって」
「すごいね。その通りだよ」
「愛莉が好きな物は……俺も好きでいたいから」
はにかんで照れてるような瑞。
見てると何だか心がほっこりするよ。
必死でエビを剥きながら、笑顔で言ってくれる瑞。
背の高い瑞の顔を見上げて、私も笑顔で返した。
「うん、そうだね」
すぐ隣にいる瑞を感じて……
同じ空気を吸って……
ただそれだけのことなのに、こんなにも心地良いなんて。
「そうだ、金魚草って知ってる? 金魚みたいな花を咲かせるんだけど、赤色なんて本当に金魚みたいなの。すっごく可愛いのよ。1株でもたくさん咲くから、いっぱい金魚がいるみたいになるの」
「金魚草は覚えてる。愛莉が、1番好きだって言ってたから」
「ほんと? 1番好きだって覚えててくれたんだね。子どもの頃からずっとうちの庭に咲いてたの。本当にいっぱいで可愛いかったんだよ」
「金魚草の花言葉は、おしゃべり」
「え! 花言葉も?」
「ああ、愛莉が教えてくれた。口をパクパクさせてる姿から、花言葉がおしゃべりになったって」
「すごいね。その通りだよ」
「愛莉が好きな物は……俺も好きでいたいから」
はにかんで照れてるような瑞。
見てると何だか心がほっこりするよ。