再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
「ありがとう……いっぱい可愛い金魚達を咲かせるね」


「ああ。楽しみに待ってる」


カレーを作りながらいろんな話をした瑞との時間は、私にとって、とても充実した楽しくて穏やかなひとときになった。


カレーの良い匂いに包まれた部屋。
お皿に盛り付け、2人でテーブルにつく。


「美味しいといいんだけど」


「いただきます」


瑞が、1口食べる。


「うん、すごく美味しい」


「本当?」


「店を出せるレベル」


「それは褒め過ぎだよ」


「本当に美味しいから、美味しいって言ってる。こんな美味しいカレーは初めてだ」


「美味しい」って、たくさん言われてすごく嬉しい。


「あ、ありがとう。そんな褒めてもらえるなんてね。でも作ったかいがあるよ。瑞も手伝ってくれてありがとうね。エビもぷりぷりで美味しいね」


「エビの殻なんて初めて剥いたけど、いい経験になった。甲殻類のエビは節足動物だけど、節から出てる足に関節がたくさんあった」


「み、瑞……そんなこと考えながら剥いてたの? すごいね」
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