再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
ハッキリ言ったら、途端に小川先生の顔色が変わった。


「あ、えっ? 嘘でしょ?」


「いや、本当のことだ。嘘をついても仕方ないだろ」


「み、瑞先生の好きな人って……誰なの?」


誰って……


「俺の幼なじみ」


「ちょっ、ちょっと待ってよ! 幼なじみって、あの花屋の?」


小川先生は、大きく目を見開いて驚いた顔をした。


「ああ」


「有り得ないわ。あの人、ただの花屋でしょ? あなたみたいな優秀な人が、あんな人を好きになるなんておかしいわ」


かなり激しい口調だ。


「それ、どういう意味? あんな人って、小川先生は彼女のこと何も知らないだろ?」


「そ、そうだけど……瑞先生には、もっとふさわしい人がいる。先生を支えられるのは、絶対にあの人じゃない。私……私なら、瑞先生のことをちゃんとサポートする自信がある。お願い、私のことちゃんと見てほしい。私は、あなたのことが好きなのよ」
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