再会は魔法のような時を刻む～イケメンドクターの溺愛診察～【リニューアル版】

年下の君の切ない想い

無事に退院してから、少しだけ休みをもらい、体を休めることに専念した。
しばらく我慢して、今日、仕事に復帰できたことがとても嬉しい。
良い香りの花達に囲まれてる空間。
ここにいられることが、たまらなく幸せだった。


賢人君は、私に申し訳ないってずっと謝ってくれてたけど……
今は、ずいぶん元気になっていた。
爽やかで可愛い笑顔が戻って、本当に良かったと思ってる。


「あの、愛莉さん。すみません……小川総合病院の仕事って、他の人と交代したんですか？」


賢人君が聞いた。


「うん、ごめんね。しばらくは、店での応対だけにさせてもらおうかと思ってるんだ。足も手も、まだ完全じゃないから……小川総合病院には鈴木さんと行ってね。よろしくね」


鈴木さんは私の先輩で、花選びに関してとてもセンスのある人だ。信頼のおける素敵な男性、店長もイチオシの人材だ。