再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
「お前のせいだ! くらい、キツく言われた方が良かったのに、愛莉さんは優し過ぎます。いつもそうです。僕が失敗しても、絶対に責めないで励ましてくれるし。それに、いろいろ花のことも丁寧に教えてくれて……」


「そんなことは、当たり前だよ」


首を横に振る賢人君。


「愛莉さんがいろいろ支えてくれたから、僕はこの仕事を頑張ってこれたんです。本当に……愛莉さんには感謝しかないです」


賢人君はそう言って、私に頭を下げてくれた。


ねえ、お願いだから、辞めるとか言わないで……
ドキドキするよ……


「賢人君は、ものすごく成長したよ。私もまだまだ未熟だけど、賢人君と一緒に仕事ができて、私こそいろいろ勉強になってる。それに……その優しい笑顔にみんなが癒されてて、賢人君は『ラ・フルール』には無くてはならない存在だから。とっても大切な仲間だと思ってるよ」


私は、心からの思いを精一杯言葉にした。
賢人君がお店を持つまでは、ずっと一緒に仕事をしていきたいから。
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