再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
「今愛莉が言ったこと、全部間違い。俺の想いと全然ズレてる。俺は、お前の全部が好きなんだ。好きで好きでたまらない。お前じゃなきゃ……ダメなんだ」


「瑞……」


「愛莉……好きだよ、愛してる」


「……私も……瑞が……好き」


瑞の顔を見て、瑞の吐息を感じ、瑞の温もりに包まれて……
私は、ようやくちゃんと言えた。


「愛莉……」


「ごめんね。今まで、ずっと想ってくれてたのに。幼なじみの頃からこんな私を……なのに、私がはっきりしなくて、グズグズ悩んで。でもね、ちゃんとわかったよ。私は瑞が好き、大好きなんだって」


私の言葉に微笑みながらも、瑞の瞳には涙がうっすらと浮かんでいた。


そして……
次の瞬間、私の唇に瑞の唇が重なった。
柔らかく、少し湿った感触をとても気持ち良いと思った。


「愛莉を愛してる俺と、俺を愛してくれた愛莉。2人でひとつになろう。もう……絶対に離れない」
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