再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
「ひど~い、太ってないよ……って、本当はちょっとだけ太ったけど。でも、ちょっとだけだよ」


2人で笑ってるこの感じ……やっぱり好き。


「瑞、私……幸せだよ」


「俺も。ずっと一緒にいような」


「うん、ずっと一緒に……いたい」


キャンドルの光は、あと数日間、このまま輝き続ける。
その美しい輝きは、訪れる全ての人々を癒してくれるだろう。
私達をそうしてくれたように――


プロポーズの余韻を残したまま、しばらくその光景を眺め、名残惜しむように、私達はそこから近くの温泉旅館へと向かった。


***


着いてすぐに荷物を置き、源泉掛け流しの温泉に入った。少し体が冷えていたから、ポカポカして最高に気持ち良かった。


十分温まってから部屋に戻ると、瑞が待っていてくれた。


「温泉、露天風呂もあったし、気持ち良かったね」


「ああ、そうだな……」
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