再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~【リニューアル版】
瑞の熱い抱擁。
私はこの人の彼女であり、婚約者なんだと、ギュッとされて確信する。


甘くて情熱的な夜が……
また、始まる。


一刻も早く、お互いの肌の温もりを確かめ合いたい。そんな感情が2人を支配するみたいに、敷いてあるお布団の上で、瑞は私の浴衣の帯から上を一気に脱がせた。


私も、瑞の浴衣をつかんで、肩から滑り落とした。
目の前に現れた美しい胸板が、最高に私の胸をドキドキさせる。


何度も繰り返される濃厚なキスから始まり、私達はお互いを深く求め合った。
瑞の恍惚とした表情、目と目が合うだけで、その愛おしさに気づく。
私は、これはただの行為じゃなく、愛の深さ、本当の想いを確かめるものなんだと改めて実感した。


これから先も、私は瑞に抱かれたい。
こんなにも気持ち良くしてもらえるのは、他の誰でもない「私」だけ。


大人の快楽に満ちた世界にゆっくりと落ちていく2人……
深く、深く、どこまでも、深く――
もう、誰も私達を止めることはできない。
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